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某::EXPERTを退会した理由についてまとめてみた。

はじめに

はじめました。ゆーだいです。

今回の記事ではプログラミングスクールを選ぶ際に参考になる視点・転職活動・就職活動の小技をご紹介します。(あくまで個人的見解です)

スクール批判、スクール生の批判などは一切ございませんのでご安心ください。

さて、私のバックグラウンドをざっくりとご紹介します。

✅未経験

✅転職志望

✅関西を拠点にしたい

以降の文書はこの条件を前提として、お読みいただければ幸いです。

だいたいトータルで6000字くらいのボリュームとなっております。

それではさっそくですが、私が某::EXPERTさんを1週間で退会した理由をお話しします。

主な理由としては3点ありまして、、、

✅競走倍率の高さ

✅市場動向

✅費用対効果の問題

でした。

競争倍率


では、まず1つ目競走倍率について。

私は大阪の校舎に入学したのですが、その時の同期の人数何人くらい居たと思いますか、、、?

約40人です。

この数字を多いと考えるか少ないと考えるかは個人の基準によると思いますが私は「え、多くない?笑」ってなりました。🤮

このスクールだけで、しかも大阪だけでこの人数。

少なくともこのスクールの同じタームで受講を開始した人は全国で200〜300人くらいいるんだろうなぁと思いました。

そして、その人数の未経験者エンジニアが同じくらいのスキルレベル・スキルセットで転職市場に放出されるわけです。

他のスクール卒業生や経験者などを含めたらもっと居ますよね🤮

そうなってくると非常に競争は厳しいです。

選ばなければ働き口はあると思いますが、その働き口でエンジニアとしてスキルが磨けなかったり労働力を搾取されまくったりするのは誰も望んでいないはず・・・

しかしスクールを卒業して、転職市場という名の戦場を見渡すと同一のスキルセットで同一レベル程度のスキルを身につけたいわば量産型ザクがたくさんいる。

さらには業務経験という武器を持った猛者も居る。いわばシャア専用ザク。

そんな人たちを出し抜いて、自分の希望通りの企業様やイケイケなベンチャー様、自社開発企業様のような気鋭の会社など誰もがそこで働きたいと思うであろう企業群から内定を獲得するってどんだけだよ、、、

となったわけです。

そこで生存戦略としては差別化を図らなければなりません。

人間が石器を生み出したように、弱者は武器で武装する他生き残る道はないハズ。

私の差別化ポイントとしては主に2つです。

✅言語を変えて勝負するフィールドを変える。

これはシンプルに人気の高い企業様が使用している言語(Rubyなど)はあえて外しました。そしてJavaを選択しました。

理由は、

・導入されている実績が多く案件が多い

・プログラミング の基礎を学ぶという点で適している

・イメージが悪く(古臭い言語で、これを導入している企業も昔ながらの古い企業だ など)初学者からは敬遠されがち。

これを踏まえると競争倍率が比較的低い割に需要は高いはずなのでJavaを入り口に選択しました。

✅実務に近いレベルに高められる学習環境へ移る。

その為にスクールに求めたのは

・現役エンジニアのメンター

・評判が高いこと

・プログラミング 学習以外の点にも重点を置いていること

でした。

しかし、ネットで検索して出てくるようなスクールはどこもどんぐりの背比べ状態でよく分かりません。

そこで私がとった行動としてはIT人事をされている方に評判の良いスクールを教えて頂きました。

ここはFacebook/Twitterなどで積極的にDMを送ることをオススメします。

その後最終的にRaiseTechさんの受講を決めました。↓


https://raise-tech.net/


以上、私が競走倍率という視点から考えた某EXPERTさんを退会した理由となります。

学習を始める際には必ず何を目的としているのか?を考えるのは重要だと思います。

少なくとも、スクールのカリキュラムを誰よりも早く終わらせることや課題で出されたシステムをバグなく実装することが目的ではないはず。

エンジニアとして新たなキャリアを築いていく為に、自分がどこを入り口としてどんな環境で闘っていくのか?

その為の1つの視点として競走倍率の高さなどを意識すると少し見え方が変わるのかな?と思います。

「市場動向」


市場動向と大それた表現ですが、大した話ではなく笑

自分の就職希望エリアで主要な案件と言語選択がマッチしているか?という視点です。

まず私の希望条件としましては、

✅正社員として働きたい。

✅関西を拠点にしたい。

✅技術を身に付けたい(コードを書きたい)

が大きなウエイトを占めています。

欲を言えばモダンな技術を身につけたい、キラキラした企業で働きたいみたいな気持ちも無くは無いのですが、、、

それは副次的な要素として置いておいた方が今の自分のレベルと転職市場でそう言った企業様に応募する人たちとのレベルを天秤にかけると賢明かなと思います。

ここのあたりは自分が実務経験を積む中で希望する環境に移って行ければいいかなとという感じです。

それでは、私の希望条件である関西でエンジニア就職という観点から市場を見渡して見ると・・・

私の友人でIT企業を経営している者がおりまして、そこからの情報によれば関西はrubyの案件極端に少ないらしいんですよね、、、

(定量的なデータがなくてすみません・・・)

あとは個人的に求人を見ていても関西はrubyの案件少ないです。(東京比較)

一方で某::EXPERTはrubyとrailsを用いたアプリ開発が出来る様になることを最終目標としていました。

つまり・・・

単純に働き口であまり使用されていない言語を学ぶのは筋が違うということで私の退会理由としました。

このように出口をある程度見極めておくことは重要だと思われます。

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最低限スクールを選ぶ際や転職先を考える際には自分の働きたいエリアや規模の会社、開発環境などはある程度決めておくべきかと思います。

そうすれば大失敗は避けられるハズですから。

細かい条件は学習中に自分がレベルアップしたら見える景色も変わってくると思うのでその中でアジャストしてあげれば大丈夫です🙆‍♂️

こんな感じで、一旦がむしゃらに学習する手を止めて今自分が進んでいる道はしっかり出口に向かっているのか?を冷静に見極めてみてください。

その際に、副次的な要素は全て忘れて、大まかに自分の働きたい場所・働き方を決めて、それに見合う企業を5つ程選んでみてください。

その上で企業がどんな言語を採用しているのか?

また、その言語使用してどんなサービスを作っているのか?

をチェックすればだいたい定まるはずです。

そして可能な限りその出口への最短ルートを探していきましょう。

[オマケ]


✅転職・就職活動のお話

ここまで読んで頂きありがとうございます🙏

いきなりですが転職活動の際皆さんはどんなことを意識されているでしょうか?

自己PRやポートフォリオの完成度を高めることに注力されている方が多いのではないでしょうか??

ここでは少しだけ視点をずらしたアプローチの考え方をお話しさせて頂ければと思います。

ちなみに私はこの考え方が功を奏して(?)学生時代の就職活動では無双しまくってました。

実績としては業界最大手メーカー2社、大手メーカー4社、メガベンチャー1社、IT系のスタートアップ2社、中小企業1社から内定を頂戴してました。

それぞれ業界・業種・規模もバラバラでした。

それでは、以下その考え方の内の1つをご紹介します。⬇️⬇️⬇️

企業様側の事情を考えたら行動が変わる

例えば中途採用でネックになってくるのはコストかと思います。

ちなみにですが、転職エージェントを介した際の企業が支払うコストの相場は何となくご存じでしょうか?

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大体転職者の契約年収に対して35%のコストが相場と言われています。

もしエージェントを介して年収300万という契約であなたが転職出来た場合、企業は採用段階で100万程度のコストを支払うことになります。

さらに企業は

教育費などがかさむ + 継続してくれるか分からない + どの程度仕事できるか分からない といういろんなコスト&リスクを背負っています。

就職したての頃は企業側からすれば、言い方は悪いですが未経験者は負債でしかないんですよね、、、

なので必然的に未経験エンジニアがエージェントを介して転職するにはかなりハードルが上がります。

仮にあなたに問題はなくともコストの問題が発生してしまうのです。

この問題はとても重大でどれだけあなたが素晴らしい自己PRをしようともポートフォリを作成しようとも仮に企業に資金が無ければ全く別の問題で落とされてしまいます。

ではこの問題をどうクリアしていくのか?ということになりますが、、、

自分から行く(ノーコスト)か、wantedly(ローコスト)などから応募することです。

私がよくやるのは、自己分析(企業に求める条件を五つほどピックアップして優先順を付ける)→気になった企業(ピックアップした条件にマッチした企業)を探す→wantedlyなどの媒体をチェック→載って無かったらHPから社員の人事に関わっていそうな人をチェック→SNSで検索→DM

この流れです。SNSはTwitterがいいと思います。

これをやれば企業側はノーコストで転職候補者を獲得出来る事になりますし、

積極性のある人材は評価されることが多いので面接だけでもしてみるか、となることが多いと思います。

転職候補者と120万とを天秤にかけた時は120万に傾いてしまうケースでも、0円と天秤にかけたら転職候補者に傾く確率がグッと上がるのは当然です。

その上で素晴らしい自己PR(いかに自分が企業にとってリスクが少なくて、コストがかからない人材なのかを基本的には押し出して採用担当者の抱える不安や懸念を取り除くという視点が非常に大切かと思います)とポートフォリオという武器を使って内定を獲得することに専念すればいいと思います。

このように相手の事情を少し考慮してそのリスクやコストをこちらから軽減出来るアクションを取るのも戦略の内かと思います。

費用対効果


自分が学習をする際に、この教材やスクールは高いのか?安いのか?は冷静に判断しましょうという話です。

私の例で行きますと某::EXPERTさんは学費として70日間のカリキュラムに約65万円かかりました。

そこに交通費などを加味すると約11万円

合計76万円かかる計算でした。

それを日で割ると一日約10850円。

土日は教室が空いてないのでより割高になります。

さあ、これが高いのか安いのか?

私の中では「高い」という結論でした。

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ポイントとしては、

✅メンターが非エンジニアであることが多い

 非エンジニアなので、実務でどう対処するのか?のような一番知りたい部分には答えていただけないことが多いです。

✅教材が分かりづらかったこと(個人の感想です)

 非常に網羅的かつ言語化されているのですが、表現が難解になりがちで疲れるし、結局どういうことなのか分からない(自分の問題でもある)

✅教室の環境がそれほど快適ではなかったこと

立地はいいですが通常のオフィスと何も変わりません。なんなら手狭。

この金額なら家賃をもっと安いところにしてでも、休憩ブースを設けるなど快適に過ごせる工夫が欲しかったです。

の3点でした。

もっと安ければ十分なのですが、1日1万以上支払っていることを考えると割高でした。

続いてこのカリキュラムにいくらくらいの経費が含まれているんだろう?という視点も大切です。

大きいのは広告費用・人件費ですね。あとは資金調達です。

某::EXPERTさんは非エンジニアのメンターさんかつスクール卒業生をリクルートしているらしいので他の現役エンジニアをメンターにしているスクールと比べて人件費が安価なことは想像できます。

その分広告費に投資している印象が強いです。

結構広告を見かけますもんね。

また、企業情報を見ると2019.05.29に10億円規模の大型出資も受けています。

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この規模の出資は会社も相当のリスクを背負いますし、マ●なり社長の人柄を考慮しても(YouTube,Twitterで拝見できます)攻めてそうだなと予想できます。

*↑こんな感じで経営者の人柄などもリサーチしておくとその会社の動向がどのような選択なのか見えてきます。そうなるとより判断の精度が上がるのでオススメです。*

そうなってくると、会社として資金回収を何がなんでもやっていきますから、新校舎の設立や新コースの設立、コースの値上げを行うはずです。

事実、当初は40万程度だった受講料がここ数年で65万まで引き上げられています。

本来のカリキュラムの価値は当初からそれほど変わっていない(内容は改定されていると思いますが、何25万もの価値がそこに生まれているかというと疑問符がつきます)にも関わらず、金額だけ釣り上げられているということです。(むしろプログラミング スクールの乱立や無料教材の充実によって実質的な教材の価値は相対的に下がってると思いますが。。。実際に無料教材の方が個人的には分かりやすいと感じるものも多かった。これはレベル感や好みによりますが、未経験からの転職を推進するスクールの教材であることを考えると品質を見直すべきではないのかなぁという感じもします)

ざっくりとこのようなことを踏まえた上で高いか安いかを判断しましょう。

・1日1万あればより充実した教材に投資できる。

・無料教材を活用して学習を進めることも十分に可能。

・現役エンジニアメンターを割安につけるサービスが他にある。

・質問事項もteratailなどでだいたい解決できる。

https://teratail.com/cautions_question?btn=detail_05_jQ5FhLx3

・広告出してないオンラインスクールは、現役エンジニアがメンターかつ質問し放題、半永久的なサポート付きで約半額という条件のところもある。

・エンジニア仲間はスクールに頼らず自分で作る方が自分の成長の為にもなる。

これらを踏まえて退会したほうがメリットが大きいと考えました。

最後に


ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

定量的なデータが少なく、完全に個人の見解となってしまい申し訳ありません。

ですので今回の記事の内容は私の実体験に基づく自己主張程度に捉えてください。

この記事が少しでも皆様のお役に立てれば嬉しいです。


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