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子供を休ませて気付いたこと。私はどんな「子育て」をしたい?

家庭を平和にし、
世界を平和にする。
「現代版あげまんのすゝめ」提唱家、
古川裕子です。

元不登校児である私が、
長男の不登校に対してどう接しているか?
について、書いています。

よかったら前回の記事からご覧ください。
「元不登校児の、子供の不登校」


まず、3週間休ませました。

この3週間で、長男はみるみる元気になりました。

そして私は、
「もう登校のリハビリができるな」
って、当時思ったんです。

学校の先生には、
来年から「支援級」を利用しないか、
と声をかけてもらいました。

そのために発達等の検査をしませんか?と。

私は「長男にとっての楽しい学校」が戻るのなら、
支援級の利用もいいなと思いました。

なので長男を休ませながら、
その辺も同時並行で話を進ませました。


その後も
リハビリ的に週2回、
1日3時間くらい登校させていました。

そして、この2-3週間。


この記事を書いている2022年2月は、
コロナ禍第6派の真っ最中です。

「コロナ不安の場合は欠席しても良し」
なので、

こんな時期にわざわざ頑張らなくてもいいや
と思い、

「休みたかったら休んでもいい、
 もちろん行きたい気持ちがあれば、
 1時間でも送り迎え付き合うけれど、
 本当に自分で選んでいいよ。どうしたい?」

と聞いたら、

兄弟揃って「休みたい」と言うので、
兄弟揃って、2-3週間ほどお休みさせています。


これが意外と、
2人で楽しく遊んだりできるものだから、
私自身も、思ったより苦じゃないんです。

1人より2人一緒に休んでる方が、
実はラクかも。

ご飯は3食用意する事になりますが、
掃除は週1家事代行にお任せしているし
ご飯はデリバリーもできるので
そんなに苦じゃないです。


それで
「なんか子供達が家にいるのも
 そんなに苦じゃないな、むしろラクかも」

なんて思って過ごしていたら、

ここのところ、
なんだか長男がイキイキしているんです。

「だって面白いんだもん!」と言って
箸が転んだだけのようなことで
ケタケタ笑い、
笑いすぎて寝就けなくなるくらい。笑


寝る前、お布団に入ると、
兄弟揃ってお話が止まらなくなるんですが
(特に次男)

以前は早く寝てくれーーって思ってましたけど、
次の日早く起きる用事が無くなったら
(と言っても7時くらいには起こしてます)

そんな布団に入った後のお喋りは、
とても幸せな時間…というか、

子供達にとって
とても幸せそうな時間になりました。


満たされて眠りに就く子供達を確認すると、
私が満たされた気持ちになります。


そんな毎日を重ねているうちに、
勉強アレルギーのようになっていた長男が
急に勉強を始め、

毎日毎日家で映画を観ているうちに
英語に興味を持ち、

彼の意志で、英語を習い始めました。

映画のセリフや主題歌の意味を
理解したくなったそうです。

そこで、初めてピーンときました。

彼は発達検査の結果によると、
算数より言語分野の知能が、より高いのです。

というより、
言語分野だけが全体に比べ、突出している。

私は彼の苦手分野を埋めるために
以前算数を習わせていましたが、
それは得策ではありませんでした。

むしろ得意分野から入るべきだったんです。

算数を習わせて
「やっぱりできない、勉強は嫌いだ」
って思わせるより、

国語や英語など、
得意な言語分野から学ばせて、
「やっぱりできる!勉強は楽しい!」

そうやって勉強の楽しさを知ることから
始める方が、
よっぽど勉強をする近道だったのです。

英語の宿題を毎日イキイキとこなす長男を見て、
最近つくづくそう感じます。


「自分の意見」も言うようになりました。

周りに遠慮して
周りに配慮した意見、
和が保たれるように考えて意見を言う
優しく自分を抑えがちな長男でしたが、

今は「僕はこうしたい」。
「これはこうだと思う」。

そんな風に発言する場面が出てきました。

具体的にこうだったと言うのは
思い出せないのだけど、

今までの長男になかったような

ハッキリとものを言う、
あのとき僕はこう思った、

と自分を表現することが出てきて、
私はたくましくなった!と感じています。

自分がこうしたいと伝えることは大事なこと、
相手と噛み合わなくてもそれは悪いことではない、
両方がちょうど良く都合がつくところを
一緒に探してみよう、

お母さんはあなたに、自分を大事にしてほしい。

本当は、あなたはどうしたい?
どうしたいと思ってる?


そうやって
彼の本音を引き出せるように
私も工夫して声掛けをしてきました。


初めてかけっこで最下位を取った運動会でしたが、
彼はそんなこともすっかり忘れたようで、

「何で僕は足が速いんだろう?
 クラスで一番足が速い」

と言い出すようになりました。笑

人間の記憶とはつくづく曖昧なもので
セルフイメージによって記憶は変わる。

お陰で、
彼の中の「運動会」のイメージが
悪くなることもなく、

楽しく毎日を過ごすうちに
最下位を取った記憶など無いことのようになっています。


そして、私自身が気付きました。

不登校を始めた最初の3週間、
私は「復学すること」を前提に
「復学するためのお休み、リハビリ」として
長男を休ませたり、
週2の登校をサポートしていました。

毎日の登校の選択肢はオフにしても、
「いつか復学すること」はオンにしていたのです。

そして今。

そろそろ休んで3週間になります。

「最近家にいると長男がイキイキしてるので
 しばらく家で過ごさせようと思う」

 というのは
 電話では学校に伝えにくいので、

「コロナ不安による欠席」
と伝えてありますが、


正直、今回の欠席は、
ほとんど無目的というか、
「休みたいから休む」というだけです。

「ただ、休むため」の、お休み。

でも私はこのお休みがあまりに心地良く
反対に「これでいいの?」という
上手く行きすぎてることへの焦りが
出てきたので、

「休ませることの目的」を設定しようと思い
それを考える過程で、壮大な発見をしました。


「私は、自分で選び、
 自分で意見を言い、
 自分で仲間もコミュニティも仕事も世界も
 何でも創っていける子に、
 この子を育てたい。」

そのためには、

今普通の小学校に毎日通わせることは
得策なのだろうか?

むしろ
私がそうこの子を育てて来たから

「普通の小学校生活」が
この子にフィットしなかったのではないか?

ということは、
私の子育てって、めちゃくちゃ成功中じゃないか!!


この発見は、
私をとてもワクワクさせました。


また、次に続きます。

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