「Ciente」の造語歌唱を担当しました
ishという架空言語の歌い手名義で、三日月をイメージしたvuefloorさんの楽曲にボーカルとして参加させていただきました。
タイトルは「Ciente」でシエンテと読みます。音の響きがお気に入り。
■ ボーカルトラックを再構築していただいた
今回の制作は、私がvuefloorさんの公開楽曲にish語を入れたい!と言い出し、ボーカルトラックを送りつけるところからスタートしました。
ボーカルトラック2つと喋りっぽい声ネタ1トラックにミチミチに歌を入れて「お好きなところを切り貼りしてください!」とデータをお送りしたところ、素敵に再構築&演出を加えて仕上げてくださいました。
曲のサイズが伸び、最終的にボーカルトラックが14個に増えたそうです。
■ 月というモチーフが好き
私は昔から月というモチーフが好きで、おそらく作った曲の歌詞の中で一番多く使っている言葉だと思います。狐の嫁入り、ルナ、羊を数える、糸目の女、鬼姫、肴、慧眼の園、プレデターetc……たくさんの曲を書いてきました。
月は太陽の光を受けて輝いて、太陽との位置関係で日に日に見た目が変わるというなんとも他者依存な天体というイメージがあります。太陽がばっちりカメラ目線な天体だとしたら、月はいつも伏し目がちな流し目でクールな印象。それでいて時折満月になっては夜を支配し、様々な生き物を狂わせる。不思議な存在です。
今回は三日月ということで、夕日を追いかけてすぐに見えなくなってしまう月をイメージして歌いました。昼にも夜にも属さず漂い、沈み急ぐ舟。vuefloorさんの楽曲が空の色の移り変わりを鮮やかに描いているように感じたので、私は月の役に徹しました。
■ 自分の声質の話
私の声はシュコーッという空気の成分を多く含んでいるようで、特にish語の歌唱の時はその感じが顕著に出るようです。
今回はボーカルのMIXもvuefloorさんにお願いしたので、普段自分で行っている調整とは全く違った感じに仕上げていただきとても新鮮でした。こういう調整にこそ、その方が自分の声をどういう風に聴いているのかが出る感じがして面白いです。
vuefloorさん、改めて素敵な機会をありがとうございました!
ここまで読んでくださりありがとうございます。
また次回!
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