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成功と失敗は等価なのでは?という話

昨年末からイラストの制作noteを始めて、そのあまりの快適さに驚いた自分がいる。成功と失敗を並べて眺めることは、自分にとって不快なことではなかった。

特に「失敗」には思った以上の情報が詰まっていることに気付いてからは、成功例も失敗例も等しく価値があるのでは?と思うようになった。

しかし失敗というものは、書き出しておかないとすぐ意識の外に追いやられてしまうような事柄であるらしい。
だからこそnoteに記録として残しておくことが、快適な学びのサイクルを生む行為として機能するのだろう。

■ 成功=モチベーションのUP

私は物事が上手くいくのが大好きだ。大抵の人にとってもそうだろう。物事が上手くいくと面白い。狙いがハマったのならなお面白い。

この感覚はそのまま物事に取り組む際のモチベーションとなる。つまりは燃料だ。
更に自分の強みだと理解していなかった分野での成功は、探索範囲の拡張に貢献するだろう。

■ 失敗=リスクの洗い出し

一方、失敗というものにも価値はある。
沸騰したお湯を触ったら火傷をした、薄着で外出したら風邪をひいた、など。

これら無数の失敗を経験することで、人は自分にとって何が危険か(=リスク)を認識することができるようになる。この内容は人によってかなり違う。

そうして自分にとってのリスクを洗い出し、進むルートや選択肢から不安要素を排除することができれば、安全に目的地までたどり着く可能性が高くなる。

とはいえ、一度失敗したからといってその道を完全に排除する必要はない。何度も失敗することで勝率というものが見えてくるからだ。失敗してしまったときはそのデータを回収して、より正確なロードマップの作成に役立てればよい。

■ 前提として目的が必要

ここまで書いておいて何だが、成功と失敗に大きな価値がつくのは自分が目的を持っている場合の話だと思う。
たどり着きたい場所(=目的、目標)がなければ、成功や失敗はただの経験にしかならない。

特にただの経験としての失敗は、自信を喪失させるだけの装置として機能してしまう場合が多いように思う。私にも思い当たる節がある。

■ 自分の場合はどうか?

自分の場合は「一生、創作活動をして過ごす」がざっくりとした人生の目標であるため、あらゆる経験は直接的にも間接的にも自分の糧となると思っている。

ただ、中期的な目標はかなり見失いがちだ。制作ごとであったり、1日、2日ごとの目標は立てられても、1週間単位や1ヶ月単位、シーズン単位、年単位の目標を立てるのが苦手なのである。

だから何か一つ制作を終えると、運が悪ければ燃え尽きてしまう。そこを運任せにしている状態がそもそもよくないので、少し時間をかけて中期目標を設定してみたいところ。

■ 目標を見失ったときの小技

これは最近人から教えてもらった方法を参考にしているのだが、目標を見失った時は「10年後の自分がどうしているか?」を妄想することにしている。妄想で構わない

私の場合は「絵の練習するのダルいな……何のために絵を描くんだっけ……」と思ったときに

「そうだ! 10年後には自分の創作を完結させているはず! そのときに自分の描いた絵が挿絵として並んでいるはずだ!」

と思い直し、素案となるスケッチを描いたりキャラクターの落書きをする気になったりする。こうした細々とした準備をしておけば、後々それを下敷きに制作ができるのも魅力だ。

音楽に関して言うならば「10年後のめちゃくちゃ歌が上手い自分は週に○回ボイトレをしている気がする」など。その目標にはすぐに届かなくても、今日やる理由にはなる。

また日々の生活への応用として、部屋の中にあるものを見たときに「10年後の自分の部屋にこれはない」と思うものはその場で捨てられるのでおすすめである。かなり気分がいいものだ。

■ おわりに

実の所、この記事を書くまでにnoteに大量の下書きを溜めてしまった。話題はあらゆる方向に飛んでいるし、新しい絵は描けていないので制作noteも作れず進んでいる気がしなくてやきもきしていた。

その間なにをしていたかというと、依頼していただいた楽曲を納品したり、グラフィックデザインの仕事をしたり、好きなバンドのワンマンライブの配信を見たり、好きな劇伴作家さんを見つけて聴き漁ったり、とある曲の編曲を進めたり、素敵なイラストをいただいて公式サイトを更新したり、素敵なご縁に恵まれ歌のトラックを録って人様に送るなどしていた。幸せな日々だ。

ただ、活動の範囲が広すぎて自分の目につくところに成長の記録をつけておけなかったのでなんだかずっとソワソワしていた気がする。
来月はもう少し自分の気持ちと目標に立ち返って、トライアンドエラーの結果をnoteに残していけたらと思っている。この記事はその第一歩。

今月もあと3日。ここまで読んでくれてありがとう。
また次回!

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