心のモードの話
ふと、自分の精神状態にいくつかのモードがあるなと思ったので書き記しておきたい。主にイラストや音楽、物語などの創作物の制作に焦点を当てた分け方だ。
■ ゾーン待機モード
理想は「気付いたら〇〇のことを考えている」モード。ゾーン待機モードと名付けよう。考えている内容は例えば制作中の作品のことであったり、物語やキャラクターのことなど。
本当に外から話しかけられても困るほど、四六時中そのことを考えている。
この状態が一番ゾーンに入りやすく、短時間で異様なほどの成果をあげられることが多い。異様なと言っているのは、通常の状態では到底再現不可能なほどの成果だからだ(人と比べてどうかは置いておく)。
一旦ゾーンに入ってしまえば感覚としては全知全能なのでガンガン制作が進むのだが、その状態そのものが再現できないので一度手放してしまうと二度とその感覚が戻ってこないことも多い。
■ 仕分け人モード
次点で「〇〇をやろう、と思えば打ち込める状態」。比較的体力があり1日の間にいくつものジャンルの作業が可能な状態だ。
締め切りが重なっていたり、進捗の提出時期が重なっている場合に安定して成果をあげられる便利なモード。
ゾーンにも入りやすいが、戻ってくるのも早い。燃料は必要な分だけ使ってあとは備蓄、ができる器用な時期。
これはこれで1日で十分な成果を見込めるし、何より仕事に対する心理的負荷が少ないので色々とこなしてしまえるのがとても良い。
マルチタスクによる負荷が他のモードより少ない。ただ、続けるのは3日が限度。
■ 小手先モード
ここまでくるとだいぶパフォーマンスが下がってくる。1日1つの作業をするのが限界で、しかも選択ジャンルを誤ると次の日に響く。仕分け人モードからの移行が多いためガス欠の兆候なのかもしれない。
ゾーン待機モード、仕分け人モードがハイの状態だと考えると、このモードは少し沈み気味。
でもこれが自分の「通常」なのだと思っている。通常の私に大したことはできない。できるときがあったとすれば、それは運命的な出会いや何かに突き動かされているだけで、それがなければ私はこの程度、と想定している自分の状態がこれ。そう思っておいたほうが何もできなくなったときの精神的ダメージが少ない。
慣れた作業はなんとかこなすことができるが、脳に負荷がかかっているのが体感としてわかる。2〜3時間の稼働が限界で、頭を使った後は酷く疲れる。
■ 考える板
頭は働くが体調が優れず動けない、ほとんど寝たきり、という状態。
こういう時はシリーズの妄想が捗るので色々と先のことを考えたりする。そのまま制作に入れたらいいのだが、体が許さないのでひたすらネタをためていく。
せっかくだからこの機会に昔のメモを見返す作業をすると良いのかもしれない。そうして体の回復を待ちつつゾーン待機モードに持っていけたら最高だ。
もしかすると私には、この「狙ったモードに突入するためのルーティン」が足りないのかもしれない。
■ まとめ
今思いつく限りだとこんな感じだが、実際にはもっと細かい変化があるような気がしている。今後も自分用のメモとしてこの記事の内容は更新していきたい。
狙ったモードに突入するためのルーティン開発も行っていきたい。あと考える板になる前に休む方法も探さねば。
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