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破綻合(は・たん・ごう)の構え
日記、というタイトルの下書きが溜まってきました。日記にすらクオリティラインを設定している自分に気付いて笑っています。最上志向の暴走。
今日の昼に聴いていたアルバムを貼ります。ピアノを軸にしたインストアルバムで、とても好きな作品です。higa kengoさんの作品。
そうか。書くことなければこうやって好きな音楽を紹介すればいいんだ。元気が出てくる。
私は抽象的な世界が大好きで、抽象を抽象のまま受け取るのも割と得意。心地がいい。そしてある程度の翻訳(言語化)ができる。
それは持って生まれた能力というよりは、必要に迫られて伸ばしに伸ばしてきた能力という感じがしています。人の声色から感情を読み取ったり、感情を想起させる「音の配列」なんかをようやく直感的に理解できるようになってきた。その段階です。
まだ上があるのかな、今の自分には想像もつかないけど……。
さっき翻訳という言葉を使ったけど、言語と同じ。音楽でコミュニケーションを取り続けていれば、意識しなくても喋れるようになる。言いたいことが音楽で言えるようになる。
ネイティブじゃないから独特の訛りがあったりニュアンスを感じられない語彙もあるけど、それすらも今後音楽を通してコミュニケーションを繰り返していけば変わっていく。口癖ができたり、口にするのを控えるNGワードが設定されたり。
ごめんね、抽象的な話で!
たぶん家族に話したらわからん!て言われるからここに書いてる。もしかしたら100人に1人くらい、わかってくれる人がいるかもしれないから。
そしてそのわかっちゃう人はある種の孤独を抱えているだろうから、この文章が多少の癒しになるといいなと思って書いています。
いつも思うんだけど、こういうのって音楽家みたいな目に見えない芸術をする人にはとても大事な感覚なのに、悲しいことに「教材」にしにくい。セミナーにしにくい。概念の話だから。
だから「作曲する時に気をつけていることはありますか」とか「作詞のコツはありますか」みたいなことを聞かれた時に、私はいつもほんの少し後ろめたい気持ちを抱えながら、自分の中にいる音楽の神様の存在を後ろに隠してきました。
誰にでもわかる内容にするために。
今考えると涙ぐましい努力だったな。
でも思うんですよね……誰にでもわかる内容って嘘も多い上に例外だらけで、意外と信じるに値しない内容だったりする。知見として持っておくのはとてもよいと思うけど、結局は生きていくうちに自分でふるいにかけなきゃいけない。
私の尊敬するミュージシャンはそのために有用なのが「経験」だと仰っていました。インプットをたくさんしても、経験があれば、自分にとって不要な情報を削ぎ落とすことができる。それが経験の役割だ、みたいな話。いやそこまで言ってなかったかも。私の妄想かも。
守破離って言葉があるじゃないですか。私はこれがずっとピンとこなかった。語呂はよくて好きだけど。
言うなれば、私の創作スタイルはいつも破綻合(はたんごう)です。造語です。
最初から破綻したカオスに飛び込んで、ひたすら迷って、かけらを拾い集めて、ある日おもむろに意味がわかりはじめる。全ての情報が統合されていく。
まるで赤子が大人の喋る言葉を聴いてそれを1音ずつサンプリングして、やがて意味と結びつけていくような学習過程です。
ここまでくると、自分の得意な学習パターンが乳幼児期の言語学習と酷似しているだけで、他の人は違うだろうなくらいの感覚にはなります。全然ピンときてない人、8割説。2割は仲間がいてほしいな。(そんなにいないかも)
■ おわりに
いつもは小見出しでこまめに何を話しているかのガイドを入れたりして読む側のストレスを減らす努力をしているのですが、今日は実験的にそれをやめてみました。
読めたもんじゃなかったらごめんなさい。ここまで書いておいてなんですがそもそも読まなくてもいい文章なので……。
私と同じタイプの作り手には少し有用な記事だったかもしれない。守破離と破綻合、どちらも使いこなせると最強だと思います。
私もプチ守破離、してみようかな。たぶんイラストの3ヶ月上達法の音楽版をやればいいんだろうけど。〇〇さんの作風で作曲する、か……。
なんかもうそういうのはいいかな。自分の曲を外に出すので忙しいし。努力しない言い訳とかじゃなくて、率直な感想として。たぶん今はそれが必要なサイクルの中にはいない。
月末のまとめ記事を書く時間があるのか謎です。一応ここにやる意思があるとメモだけしておこう。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた次回!
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