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游泳

抽象画を描きました。

また海です。潜在意識に何か重要なものとして刷り込まれているのか、水というモチーフはいくら描いても飽きることがありません。

■ 今日の1枚

游泳(essencial)2022.9.12
游泳 2022.9.12

制作時間は5分。 1枚目は未加工、2枚目は色味を加工したものです。

2枚目の、左上にある紫と濃い青と黄緑が混ざる場所の、七色に輝くオイルのような部分が気に入っています。

1枚目はよりドリーミーな印象。夢の中を漂う絵ならこちらを採用すると思います。紫〜青の幅がしっかりあるので、色数も多く見えます。

いつもは右上がりのストロークで描くことが多いので、今日は左上がりのストロークにしてみました。

■ CDジャケットにしてみた

未加工
加工済

こちらも2枚並べてみましたが、どちらもいい感じがします。どちらを採用するかはどんな音がつくかによる。

未加工は少し粉っぽい印象になるから、アートワークとしては2枚目が無難かも。

■ 文庫本の表紙にしてみた

『游泳』

無加工ver.は表紙にすると粉っぽかったので、背景には加工版を採用しました。オイル色のところをピックアップしつつ。

タイトルのさんずいの部分がモールス信号のように見えるので、おそらくトリックに使われているのでしょう。右の「方」と「永」は泳いでいる人のようにも見えるので、芸術系の水泳競技にまつわるミステリかもしれません。

小西坂くんと先生の活躍する探偵モノのお話だといいなあと思います。

ちなみに2018年から「シンクロナイズドスイミング」という名称が廃止され、「アーティスティックスイミング」という名称が国際的な新しい呼び名となったそうです。オリンピックほとんど見ないから知りませんでした。

『游泳』純文学ver.

純文学バージョンだとこんな感じでしょうか。いつもの明朝体です。

庭にプールのある豪邸に住む独身の音楽家が、恋人がプールで犬と泳いでいるのを眺めながらグランドピアノで作曲をするような話だと思います。

恋人には顔とスタイルが良くてチャーミングなところしか取り柄がなく、しかしそれが最高にいいのだと地の文でのろけながら作曲するのです。ちなみに作中で音楽家は『現代のショパン』と呼ばれています。小説の中だから許されるネーミングが好きです。

表紙や企画のインパクトとしては1つ目が好きですが、自分が読むなら2つ目です。芸術家の自意識が延々垂れ流されるタイプの小説が大好きなんです。

■ おわりに

今日は調べ物をしている時に、「悟性(ごせい)」という哲学用語に出会いました。調べてみると、英語でUnderstanding、つまり「理解力」のことだそうです。

ちなみに「理性」はReason、「理由をつけて考える力」だそうです。

私はこの二つを明確に区別して考えたことがなかったので、目から鱗でした。おそらく創作においてストーリーを考えるときに、この二つを混ぜて扱ったり、順序的に逆に使ったりして失敗している場合があるのではないかと思いました。

直感なので具体的に言えませんが、悟性についてもう少し調べてから自分の普段の思考の癖や手順を洗い出してみたいと思います。(そんなことが可能なのかまで含めて、未知の情報や着想に出会った時のワクワクは計り知れません)

また何度も読み直したいと思ったので、こちらに記事を貼っておきます。

今日は少し体調が悪くてしんどかったのですが、友人と美味しいクレープを食べられたし、新しい概念に出会えてご機嫌です。昼のうちに抽象画を描いておけたので、時間的にも精神的にも追われることなく過ごすことができました。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた次回!

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