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エレクトニカルな夢を。

ネオンへ飛び出した。
全てが鋭くて、私には明るい。
雨に濡れた地面にライトが反射して、まるで明るさに包まれてるみたい。

辺りを見渡す。

ポップで弾むような曲によく似合う店たち。
笑い合う綺麗な女の人。
懐かしさを誘うような雰囲気の中に入り混じる裏路地の香り。
誰かがギターを弾いている。みんなが楽しそう。

きらきらしてて、まるで異世界みたい。

立ち上がり、ステップが軽くなる。
ネオンサウンドに合わせて愉快に歩く。
どんどん弾んでいく。思わずスキップしちゃうくらい。

鳴り響く足音、缶の音、ざわめく声。
雨が降っていたから、水たまりの音もするなぁ。

スニーカーがお似合いなこの街は私のもうひとつの世界。
蛍光ピンクに身を任せてもう、走り出すしかないね。




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