[絵本]にんじん

小さい子がくぎ付けになる有名な絵本シリーズからの紹介。片手サイズの薄い正方形の本に詰まった切れ味のよい文章に、切り絵のような描画、親も楽しく読み聞かせできること間違いなしの1冊です。

野菜が少し苦手な子へ贈る絵本なのでしょう。まずは、色々な動物が次々現れて、人参を美味しそうに食べます。愛嬌ある動物たちに、子供たちはわくわくです。
1~2歳から楽しむ本なので、すぐに私の大好きなクライマックスがやってきます。
お母さんの料理ができあがった頃合いで、主人公の坊やを差し置き、三匹のうさぎがお皿を持って登場!

ぼくよ ぼくよ ぼくよ
ぼくたちにんじんだいすきよ

すばらしい。
本当に楽しくなります。

うちの娘たちは、ありがたいことに好き嫌いなく、何でもパクパク食べてくれました。特に長女のセイは好き嫌いがないどころか、かなりの大食い。保育園でも二人分たいらげ、逆に先生に心配されたことも。。
今ではもうお年頃のセイですが、鍋料理で取り皿を両手に持って人参を要求する姿は、このうさぎさんにしか見えません。可愛いこと。何度も読んでおいたことが大変役に立っています。

子供たちが小さい頃に素敵な絵本に出会えたことに感謝です。

☆☆☆

にんじん
せなけいこ作・絵
福音館書店
出版年月 1969年11月

https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=145

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