45才定年制?
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45才定年制?

Yuko Ichiba

縁あってキャリアコンサルタント資格をとった私、今回書いていきたいのはシニアの働き方についてです。 2021年4月の改正高年齢者雇用安定法で、70歳までの高年齢者の就業機会の確保が「努力義務」となりました。このニュースに触れ、シニアの方はどう感じたのでしょうか。「やった!70才まで働ける!」と思ったのか、「65才でも長いのに、70才まで働くのかよ~!」と思ったのか、シニアの意識調査があったら是非教えて頂きたいところです。

1.45才定年制

70才までの雇用が話題になっている中、サントリー新浪社長の発言「45才定年制」が物議を醸しました。元発言は、こんな感じで語られた様ですね。

「(定年を)45歳にすれば、30代、20代がみんな勉強するようになり、自分の人生を自分で考えるようになる」と従業員の意識改革を促す効果を強調。日本の多くの企業が採用している、年齢が上がるにつれ賃金が上昇するしくみについても「40歳か45歳で打ち止め」にすればよいと語った。





また、こういった発言もあった様です。

「国は(定年を)70歳ぐらいまで延ばしたいと思っている。これを押し返さないといけない」





次の日にはこんなフォローも入ったようですが。

「首切りをするという意味ではない。早い時期にスタートアップ企業に移るなどのオプション(選択肢)をつくるべきだ」と説明。自身の考えるしくみは、45歳を迎えても「希望される方々とは契約するのが前提」と述べ、会社側がその後の仕事の機会をつくる必要性に言及した。





*引用部分は朝日新聞デジタルより

新浪社長のお話は、中高齢者を抱える経営層の本音を感じたのと、それでも尚、「年齢が上がるにつれ賃金が上がる」「〇才で定年」という年功序列制度をベースに発言されていることについて、意外な気持ちも持って受け止めたのでした。

2.関連本について

そんな中、手に取った本「働かないおじさん問題のトリセツ」について紹介したいと思います。

タイトルがインパクト大!だったので、不安を抱えつつ、田中研之輔教授が推薦してるという一文を頼りに購入したのでした。本の冒頭は「近年、社会問題になっている「働かないおじさん」と聞いて、次のどの人を思い浮かべるでしょうか」という問いかけから始まります。ネタバレになるので、答えは書きませんが、私が入社した数十年前から「働かないおじさん」の定義は随分変わったんだと驚きました。以前は、「煙草を吸いに行って帰ってこないおじさん」「休み時間が終わっても、新聞を広げてひたすら読んでいるおじさん」なんて人も普通に存在したのでした(何十年も前ですが)。そして、著者は「現在の「働かないおじさん問題」は、従来の「サボリーマン」「本人が悪い」という認識ではとらえ切れない社会問題である」と述べています。社会問題ということは、誰もが陥る可能性がある。自分も気づいたら「働かない人」としてタグ付けされているのかもしれない。決して人ごとでは無いのです。私が考えていたより問題は根深く、「本人の意識の問題」「何とかしてあげなくては」といった上から目線で対応するのではなく、社会問題としての取組みを考えなくては、と感じたのでした。

3.これからの50代

70才までの雇用が努力義務になったとは言え、制度が整っただけで「働かないおじさん(おばさん)」を生み出す社会問題は解決できていない様子。これは、女性活躍推進の制度が整ったけど実態が伴っていない状況と似ているのでは、と感じます。糸口となる成功事例は殆ど無く、目指すべきロールモデルもいない中、暗中模索で働く方々は苦労も多いでしょう。もしかしたら、シニア活性化を命じられている(はず)人事の方も手探り状態化もしれません。

先ずは、シニアが活躍するとはどういうことか考え、シニアに降りかかってくる課題(お金、ポストオフ、人間関係、介護と仕事の両立、やりがい等など)から目をそらさず、正しく捉えることから始める必要があると感じます。私も介護問題からは目をそらしたまま。そろそろ向き合わないといけない、と思っております。

こちらの本「会社人生を後悔しない40代からの仕事術」も、豊富なデータとリフレクションシートまで付いて「必読書!」と思ってるのですが、残念ながらまだ読めておらず。

社会全体でシニアに起きること、それに対する有効な取り組みをシェアしながら、自分たちの未来を明るく出来たらと思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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Yuko Ichiba