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Ligabue監督映画②DA ZERO A DIECI

第2作目の監督作品。日本では未公開。
タイトルの「ゼロから10まで」は、自身に対する、また自分の人生に対する自己評価点を意味する。
映画監督デビュー作の"Radiofreccia"が青春グラフィティであるならば、本作はイタリア屈指のリゾート地リミニを舞台に「青春の終わり」をほろ苦く描く。
当時のバックバンド La Bandaが、ミュージシャンになりたかったジョヴェに仲間たちが誕生日プレゼントとして贈るステージのバックミュージシャンとして登場、Fedeだけセリフがある。
7作目のアルバム"fuori come va?"から、ジョヴェが歌う"Libera uscita"が劇中歌に、"Questa è la mia vita" "Libera uscita"がエンディングロールで使用されている。
なお、オープニングクレジットの A Giovanni は本作撮影中に亡くなった父ジョバンニへの献辞である。

Fandango/Medusa
劇場公開/2002年2月8日
VHS・DVD(Medusa)/2002年7月10日発売(VHS cat.#8010020091621 DVD cat.#8010020091683)
※DVD版には、“Da zero a Rimini” “Da zero a dieci in cinque minuti”、オフ映像等の特典付き。
※フランス語版タイトル“Italian Lovers”(2005年6月23日DVD発売 cat.#3760080040811)
上映時間/99分

監督/Luciano Ligabue
原作・脚本/Luciano Ligabue
撮影/Gherardo Grossi
音楽/Luciano Ligabue
編集/Angelo Nicolini
美術/ Leonardo Scarpa
衣装/Marina Roberti
音響/Gaetano Carito
助監督/Roy Bava
キャスティング/Giovanni Vaccarelli
制作統括/Luigi Lagrasta
制作/Domenico Procacci
制作協力/Medusa Film

DA ZERO A DIECI(2002)

出演
リベロ/Massimo Bellinzoni
ジョヴェ/Stefano Pesce
ビッチョ/Pierfrancesco Favino
ベイゴン/Stefano Venturi
カテリーナ/Elisabetta Cavallotti
カルメン/Barbara Lerici
ベッタ/Stefania Rivi
ラーラ/Fabrizia Sacchi

あらすじ
2000年の夏。ジョヴェ、リベロ、ビッチョ、ベイゴンの4人は、仕事も家族も厄介ごとも責任もなにもかも放り出して、週末を過ごすために、地元コレッジョからリミニへ向けて出発した。
20年前、中断されたバカンスに決着をつけるためである。
もちろん、街もディスコも変容していたが、あの安宿アンブラも、思いがけず晴れ晴れと招待を受け容れてくれたラーラ、カテリーナ、カルメン、ベッタも変わっていなかった。
冗談とゲーム、そして告白と口論、忘れられない思い出となる3日間になるだろう。

受賞歴
2003年Grolla d’oro賞作品賞
Luciano Ligabueは、“Radiofreccia”と“Da Zero a Dieci”で、若者とその上の世代の感受性と夢をとらえ、怒り、気分、"Certe notti"の香りを映画館にもたらした。その功績とまさに一貫する表現力に対して)
2002年カンヌ映画祭国際批評家週間にて特別上映。

エンディング曲


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