Ligabue監督映画①RADIOFRECCIA

映画監督デビュー作。Luciano自身の自伝的青春映画で、初の短編集"Fuori e dentro il borgo"（1998）の中のいくつかのストーリーが原案になっている。
主演は、いまやイタリアを代表する俳優のひとりとなった、ステファノ・アッコルシStefano Accorsi。
フランチェスコ・グッチーニ Francesco Gucciniがバールのオヤジ役で特別出演している。
イタリア国内でもっとも権威あるNastro d’argento賞の最優秀新人監督賞と最優秀オリジナル音楽賞を受賞するなど、高い評価を得た。
日本では2001年第１回イタリア映画祭の上映作品の一作に選ばれ、2018年同映画祭に映画監督として招かれた際には再上映された。

Fandango/Medusa
劇場公開／1998年10月16日
VHS・DVD（Medusa）／1999年12月13日発売（VHS cat. #8010020066421 DVD cat. #801002006648）
※DVD版には映画挿入歌"Ho perso le parole" "Metti in circolo il tuo amore"ビデオクリップ等、特典映像収録
上映時間／112分

監督／Luciano Ligabue
原作／Luciano Ligabue
脚本／Antonio Leotti, Luciano Ligabue
撮影／Arnaldo Catinari
編集／Angelo Nicolini
音楽／ Luciano Ligabue
美術／Stefano Giambanco

RADIOFRECCIA(1998)

出演
フレッチャ（イヴァン・ベナッシ）／Stefano Accorsi
ブルーノ／Luciano Federico
麻薬中毒の少女／Cosima Coccheri
オメロ／Paolo Cremonini
ヴィールス／Fulvio Farnetti
プルート／Ottorino Ferrari
フレッチャの母親／Serena Grandi
アドルフォ／Francesco Guccini
ボナンザ／Manuel Maggioli
イエナ／Alessio Modica
クリスティーナ／Cristina Moglia
マルツィア／Patrizia Piccinini:
ティート／Enrico Salimbeni
カルロ／Paolo Maria Scalondro
キンゴ／Davide Tavernelli
ボリス／Roberto Zibetti

あらすじ
1993年４月24日、小さなラジオ局RADIOFRECCIAが18年の歴史に幕を閉じる、最後の放送がオンエアされようとしている。18年といえば、まさに人が成年に達しようとする年月。創設者のひとりがマイクに向かってこのラジオ局の物語を語る。それは、彼の友人たちの物語であり、彼らの青春の物語でもあった。

受賞歴
Nastro d’argento賞最優秀新人監督賞、同最優秀オリジナル音楽賞
David di Donatello賞最優秀新人監督賞、同最優秀主演男優賞、同音響賞
Globo d’oro賞最優秀デビュー作品賞、同海外プレス賞
Ciak d’oro賞最優秀主演男優賞、同最優秀デビュー作品賞、同最優秀サウンドトラック賞、同最優秀ビデオ作品賞
Premio Flaiano賞監督賞
2006年１月、ニューヨーク近代美術館永久フィルムアーカイブに収容。

オリジナルサウンドトラック