ずっと好きだった人の話

付き合うにしても別れるにしても決断が早い。だから冷めるのが早いとよく思われる。
でも好きになっちゃうとなかなか冷めない。

実際付き合わなかったが、曖昧な関係の人が20代の時にいた。
新卒で出会って、同じ会社だったから付き合わなかった。私は同じコミュニティ内の人との恋愛はリスクが高いと思っているから絶対に手を出さない。また共通の知り合いに筒抜けになるというのもぶっちゃけだるい。
結局その同期の彼とは20代の間ちょくちょく泊まったり、デートしたりしていた。ずっと好きだった。

それじゃ転職後職場が変わった時に、何故つきあわなかったの?って話だけど、20代の頃の恋愛への価値観が低すぎた。


そして「お互い30歳までに独身だったら結婚しようよ」っていう彼の冗談を正直間に受けてしまっていた。この台詞、お互い恋人がいた時の電話なのまじで草なんだけどね。


それもあって私は29歳までに絶対に誰でもいいから結婚したかった。その約束が30歳になっても果たされない確率の方がずっと高いのを理解していたし、期待している自分が本当に嫌だったから。
だから正直誰でも良かった。30歳の時に誰かと結婚さえしていれば。


同期のこと割と最近まで引きずっていました。やっぱ思い出は美化されるもんね。
その当時使っていたLINEアカウントが色々あって消えたせいで、連絡手段が少なかった。でも手段がない訳ではなかった。から、婚姻中も離婚後も送ってみよっかなとかずっと悩んでいた。

ただ流石に今更すぎての気持ちが強くて無理だった。何より都合良過ぎる。
誰か別の人と結婚して幸せになっているだろうし。どんな状況かわからない中で連絡するのもなっていう。

それにしてもまさか15年以上引きずる恋愛になるなんて思わなかった。いつもどこかで忘れられなかった。

なんかこれなら結末なんて気にせずに、思い出にしないで付き合えばよかったのかもしれない。


たらればは何の意味もないけど、20代にたまに戻りたくなる。でもきっと同じ選択肢をして、彼を選ぶ未来はないとは思うけど。
結局好きだけど、付き合う想像もできなければ彼が他に女ができても特に独占したいなどの欲求はなかったんだよね。今思うとそれが答えかもしれない。
好きだけど、ただ好きなだけだったんだよね。

まぁ、もうこの気持ちもある程度は区切りついたのでお焚き上げ記事みたいなものです。


それでも想いは秘めていても伝わらないから、伝えるのが一番だし行動あるのみですね。

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