【114】3分ドラマ脚本「みそじ婚」16話
▼登場人物
・新山亜希(30)…会社員
・石島裕(30)…亜希の幼馴染み
・飯田美南(29)…亜希の同期
・同僚1
・矢部(50)…編集長
・新山真美(59)…亜希の母
・松野桃子(20)…モデル
・二宮(40)…桃子の事務所の社長
▼台本
▼本文
〇カフェ・店内
おしゃれな店内。OLたちがランチしている。その中に亜希と美南。
美南「で?」
亜希「え?」
美南「いやなんかあったんでしょその顔」
亜希「ああ……昨日病院行ったら、腫瘍あるっぽくて再検査だって」
美南「は?なのになんでそんな感じなの」
亜希「んー…まぁ子宮のことは不安なんだけど…でもそのおかげっていうか、紆余曲折あって、裕と付き合うことになりました」
美南「え?まじ?」
亜希「うん」
美南「よかったじゃん。おめでと」
亜希「なんか最近彼氏とか全然いなかったからすごい変な感じっていうか…なんていうか…」
ニヤニヤし始める亜希。
美南「はいはい。でもよかったわ。昨日死にそうな顔してたし」
亜希「うん…まぁ、でも仕事は仕事で変わらずがんばる」
美南「まぁ、そうだよね」
亜希「目指せ!次期編集者!」
美南「次期って…(笑)」
〇とある会社・オフィス・全景
〇同・同・中
パソコンに向かっている裕。ふと上の方を向き、ニヤける裕。
裕の同僚がやってくる。
裕の同僚「何ニヤついてんだよ」
裕「え…?いや?」
裕の同僚「なぁ、今日夜空いてね?飲み会あんだけど、お前連れて来いってうるさくて…」
裕「ああ…パス」
裕の同僚「ホントお前彼女いないのにこういうの来ないよな」
裕「(ニヤニヤして)お、おう…」
裕の同僚「は?!何?」
裕「え…?」
裕の同僚「お前まさか…」
裕「…まぁ。うん」
裕の同僚「はぁ~まじかよー。てか、え?叶わぬ恋じゃなかったの」
裕「そういうことになるな」
ブーブー言う裕の同僚。嬉しそうな裕。
〇オフィス・トイレ内
LINEを打っては消している亜希。
〇裕のオフィス・同
LINEを打っては消している裕。
(つづく)
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