【113】3分ドラマ脚本「みそじ婚」15話

3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください!
映像化したい場合はお問合せください。

▼登場人物

・新山亜希(30)…会社員
・石島裕(30)…亜希の幼馴染み
・飯田美南(29)…亜希の同期
・同僚1
・矢部(50)…編集長
・新山真美(59)…亜希の母
・松野桃子(20)…モデル
・二宮(40)…桃子の事務所の社長

▼台本

▼本文

〇亜希のマンション・中(夜)
亜希と裕がいる。
亜希「私仕事忙しいし…」
裕「うん。知ってる」
亜希「結婚願望もないし」
裕「うん。わかってる」
亜希「好きでも素直になれない」
裕「うん」
亜希「それでもいいの?」
裕「うん。それでいい。そのままでいいから」
亜希をやさしく抱きしめる裕。
 
〇同・同(朝)
目覚まし時計が鳴る。
目を覚ます亜希。ベッドの下には裕。
亜希と裕は手を繋いだままである。亜希は繋いでいる手を見つめ微笑む。
裕が目を覚ます。
亜希「おはよう」
裕「おう…」
目覚まし時計がまだ鳴っている。
亜希「手…」
裕「…?」
亜希「目覚まし消せない(笑)」
裕「あ…ごめん」
慌てて手を離す裕。亜希は微笑みながら目覚まし時計を消す。
 
〇同・キッチン(朝)
コーヒーを入れる亜希。
食卓には裕がいる。
亜希「どうぞ」
コーヒーを出す亜希。
裕「さんきゅ」
ゆっくりとコーヒーを飲む裕と亜希。亜希は裕を直視できずにいる。
裕「体調どう?」
亜希「うん…大丈夫」
裕「ほんとに?」
亜希「うん…なんかそれどころではないっていうか…」
裕「……そういうこと?」
亜希「…そういうこと、かな」
裕「…かわいいかよ」
互いに照れる裕と亜希。

〇オフィス・休憩室

コーヒーマシンでカフェラテをついでいる亜希。ついにやけてしまう亜希。

美南がやってくる。

美南「亜希昨日大丈夫だった?」
亜希「え…ああ…うん…」
美南「……どした?」
亜希「や、別に」

亜希を怪しげに見る南。去っていく亜希。

(つづく)

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