㉑3分ドラマ脚本「私の何が」

3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください!
映像化したい場合はお問合せください。

▼登場人物

森彩芽(31)…社会人
七瀬幸人(36)…医者
友人1

▼本文

〇高級レストラン・店内

森彩芽(31)と七瀬幸人(36)が食事をしている。
小さな小箱を彩芽に渡す、幸人。
彩芽が小箱を開けると、婚約指輪が光っている。

幸人「俺と結婚してください」
彩芽「はい…」

〇彩芽のアパート

ゴロゴロしながら、左薬指に輝く指輪を見つめる彩芽。


〇カフェ・店内(日替わり)

ご飯を食べている彩芽、友人1。

彩芽「もうね、超――幸せ」
友人1「よかったねぇ、おめでとう」
彩芽「今まで振ってきた奴らにホント自慢したい」

食べる、彩芽。

彩芽M「あと、私よりも幸せそうな女友達にも」

 〇七瀬の家(夜)

彩芽と幸人がいる。

彩芽「今日友達に自慢しちゃった。その子、結婚するとき、こんな豪華な指輪もらえなかったって言ってたよ」
幸人「そう?」
彩芽「うん。周りに医者と結婚したなんて子いないし、自分で気づいてないかもしれないけど幸人は超ハイスぺ男子なんだよ」
幸人「…それだけなの?俺と結婚するの」
彩芽「え?」
幸人「俺は彩芽と一緒に居たいって思うから結婚したいって思ったんだけど」
彩芽「や、そりゃそうだよ?…え、なんか怒ってる?」
幸人「別に」
彩芽「何…?言ってよ」

彩芽のインスタを見せる。

幸人「これ。彩芽はさ、俺との結婚より高級な指輪が嬉しくて、俺が医者だから、他の男より年収がいいから結婚するわけ?」
彩芽「え、何でそうなんの?」
幸人「この投稿、そういう書き方だろ!医者仲間から言われたよ。お前の彼女、お前のこと見てねーなって。俺も最近の彩芽見てるとなんかそんな感じしたんだよ」
彩芽「え…何それ。てか何でこんなことでケンカしなきゃいけないの」
幸人「こんなことって…」

 〇道(夜)

トボトボ歩く、彩芽。

彩芽M「私の何がいけないわけ…。別にいいじゃん。条件で判断したって…」

(了)

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▼連絡先

mail:akari.3zuki@gmail.com

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