【109】3分ドラマ脚本「みそじ婚」11話

3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください!
映像化したい場合はお問合せください。

▼登場人物

・新山亜希(30)…会社員
・石島裕(30)…亜希の幼馴染み
・飯田美南(29)…亜希の同期
・同僚1
・矢部(50)…編集長
・新山真美(59)…亜希の母
・松野桃子(20)…モデル
・二宮(40)…桃子の事務所の社長

▼台本

▼本文

〇オフィス・休憩室
コーヒーを飲む亜希。ため息を付く。
美南がやってくる。
美南の声「あ、幸せ逃げた」
亜希「(振り返って)みなみ~」
美南「どしたどした」
亜希「なんかもううまくいかない」
美南「まぁ、亜希は基本働きすぎだからな」
亜希「でもなんか仕事に没頭したい気分っていうか、なのになんか集中できないっていうか」
美南「恋でもしたか?まさか…!パーティー?!」
亜希「いや…そうじゃないんだけど…」
美南「だけど?」
亜希「あーなんでもない!仕事戻る!」
首を振りながら、去っていく亜希。
美南は心配そうに亜希を見つめる。
 
〇とある会社・応接室
裕と取引先相手1がいる。営業をしている裕。
裕「じゃあ今日はこれで失礼しますね」
取引先相手1「はい。引き続きよろしくお願いします」
裕「こちらこそよろしくお願いします」
取引先相手1「あ、そこまでお送りしますね」
 
〇同・中
取引先相手1と裕が歩いている。
女性写真が裕をチラ見している。
取引先相手1「石島さん、失礼ですけど…恋人はいらっしゃるんですか?」
裕「え?」
取引先相手1「うちの女性社員から聞いてくださいってひつこく言われまして」
裕「あはは…それは光栄ですね(笑)今はいないですよ。でもプライベートのこ
となんで、内緒にしておいてください」
取引先相手1「そうですね」
エレベーター前に着き、エレベーターが来る。
裕「では引き続きよろしくお願いします」
互いに一礼をする裕と取引先相手1。

〇同・エレベーター内

ため息をつく裕。 

〇(フラッシュ)亜希のマンション・中(夜)

裕「……昔、約束したんだよ。30になったらその……結婚しようって」
亜希「……覚えてない」 

〇(元の場所)同・エレベーター内

うつむく裕。

(つづく)

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