【110】3分ドラマ脚本「みそじ婚」12話

3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください!
映像化したい場合はお問合せください。

▼登場人物

・新山亜希(30)…会社員
・石島裕(30)…亜希の幼馴染み
・飯田美南(29)…亜希の同期
・同僚1
・矢部(50)…編集長
・新山真美(59)…亜希の母
・松野桃子(20)…モデル
・二宮(40)…桃子の事務所の社長

▼台本

▼本文

〇オフィス・会議室
会議をしている社員たち。その中には亜希や編集長の矢部がいる。
お腹を押さえている亜希。
 
〇同・トイレ
鏡の前でため息をつく亜希。
美南がやってくる。
美南「どした?」
亜希「なんかちょっとお腹痛くて」
美南「まじ?大丈夫?病院行ってきたら?」
亜希「うん…でもこの後プレゼンで…」
美南「あー……とりあえず薬買ってきたら?てかウチ買ってくるよ。」
亜希「え…ありがとう」
美南「とりあえずあんま無理しちゃだめだかんね」
亜希「ありがと…」
 
〇同・会議室
プレゼンをしている亜希。
亜希「この“みそじコーデ”は、“もう30”じゃなくて、“30だからできるお
しゃれ”です。私はやっぱり同世代だからこそ、年齢を味方に付けるおしゃれ
の発信をしたいって思いました」
矢部「その企画、前も没にしたはずよね?」
亜希「はい。でも、やっぱりやりたいって思ったんです。自分の思っていることを発信できないなら編集者をやっている意味がないので」
矢部「…」
 
〇同・休憩室
机に突っ伏している亜希。
美南がやってくる。
美南「亜希。大丈夫?」
亜希「あ…うん…とりあえずプレゼンは…」
美南「じゃあもう帰りな」
亜希「うん。病院行ってくる」
美南「気を付けてな」
亜希「うん」
体調悪そうに去っていく亜希。
 

〇病院・外観

〇同・中
待合室にいる亜希。 

〇(フラッシュ)オフィス・会議室

矢部「そんなに言うならいいわ。ただ、この企画の反応が微妙だったら?どうするの?やるならしっかり責任をもってやりなさい」

〇(元の場所)病院・中

ため息を付く亜希。

(つづく)

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▼連絡先

mail:akari.3zuki@gmail.com


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