【122】3分ドラマ脚本「みそじ婚」24話

3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください!
映像化したい場合はお問合せください。

登場人物

・新山亜希(30)…会社員
・石島裕(30)…亜希の幼馴染み
・飯田美南(29)…亜希の同期
・同僚1
・矢部(50)…編集長
・新山真美(59)…亜希の母
・松野桃子(20)…モデル
・二宮(40)…桃子の事務所の社長

▼台本

▼本文

〇亜希のマンション・中
コーヒーを飲んでいる裕と亜希。
裕「さっきの…」
亜希「ん?あ、美南の言うことあんま気にしないで」
裕「いやそっちじゃなくて」
亜希「え?どれ?」
裕「……いや、なんでもない」
コーヒーを飲む裕。
亜希「なんかあった?」
裕「いや。明日のこと返事来なかったから。ちょっと心配んなって」
亜希「え…それで来てくれたの?」
裕「…彼氏、だから」
亜希「…」
 
〇(フラッシュ)亜希のマンション・中
亜希「か」
裕「?」
亜希「…幼馴染みの…裕です」

〇(元の場所)亜希のマンション・中
裕を見つめる、亜希。
亜希「…ごめん」
裕「? 何が?」
亜希「明日!デート!楽しみにしてるから」
裕「うん…てか…今日は?」
亜希「今日?」
裕「一緒に居てくんねーの?」
亜希「……どこ行く?」
裕は亜希を見つめ、隣に座る。
裕「どこでも。どっか行っても行かなくても一緒に居れる時間作れれば俺はいいかな」
裕を見つめる亜希。
裕も亜希を見つめ、ゆっくり亜希の手を握る。
恥ずかしそうだが、嬉しそうな亜希。
裕は亜希の首を自分の肩に傾ける。
亜希「……なんか落ち着くかも」
裕「かも?」
亜希「いや、落ち着く」
裕「よかった」
亜希「…さっきはごめん。彼氏って言うのなんか恥ずかしくて」
裕「うん…。ちょっと悲しかった」
亜希「……(笑)」
裕「笑うなよ」
亜希「…だよね。ごめんね」
裕「仕事忙しい?」
亜希「うん。それは。裕は?」
裕「俺は普通」
亜希「そっか」
裕「俺と居る時くらいはゆっくりしろ」
亜希「……うん」

裕の肩にもたれながら目を閉じる亜希。

裕「(亜希を撫でて)いつもお疲れ様」
亜希「……うん」

(つづく)

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