脳卒中後の肩の亜脱臼にアームスリングは必要か?
脳外臨床研究会会長 作業療法士 山本秀一朗
セミナーレポート作成 言語聴覚士 yucco
フルリカバリーを目指し、全国のセラピストと共に成長し続ける脳外臨床大学校で活動するyuccoです。
脳外臨床大学校オンラインサロンでは、日々たくさんのセミナーが展開されており、オンラインサロン内だけで留めておくのはもったいない!!
全国の悩んでいるセラピストや困っている患者さんの力になる学びを届けたいと思い、セミナーレポートとともにお届けしています♪
《亜脱臼とは何か?》
肩甲骨があり、肩甲上腕関節があって上腕骨が下がってしまうことで1横指くらいの空間ができてしまうことです。
《亜脱臼はなんで起こるのか?》
●筋緊張の問題(一次性)重力に対して引き上げる張力が下がってくる
●関節包の可動域制限や短縮(二次性)循環障害や、伸長痛がでる
《アームスリングは何のため?》
三角巾タイプや体幹に巻くタイプなど色々あります。
アームスリングは手の重さをとります、下に引き下げる重力をとってあげることで張力を補う代償手段です。
治療展開ではありません!!予防です。
アームスリングをしていても亜脱臼は治りません。
筋肉に対して張力を上げる練習が必要です。
《なぜトーンが下がるのか?》
三角筋後部繊維、三頭筋、僧帽筋、菱形筋、ローテーターカフ(棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋)の活動、原因は筋緊張の異常の問題です。
肩甲骨が下制すると肩関節がルーズになってきます。
筋緊張は高緊張と低緊張の変動が大事です。亢進と低下があります。
筋緊張の亢進は上位運動ニューロン障害、
α運動ニューロンとかγ運動ニューロンの問題です。
下位運動ニューロン障害(末梢神経障害)が起こると低緊張になります。
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