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寝たきりで開口状態…口が閉じれない〜下顎の運動を促通するポイント〜

皆さん、こんにちは!!
急性期でスーパーSTを目指すyuccoです。
STの仕事と育児、脳外臨床研究会での活動に奮闘中です♫

脳外臨床メンバーから皆さんのもとに、皆さんから患者さんのもとに熱い想いと質の高いリハビリが届くように、バトンを繋いでいます。
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#臨床BATONスーパーST

《はじめに》

誤嚥性肺炎を繰り返し、経口摂取になかなかトライできない時に、ギャッジアップするだけでむせてしまう患者さんを多く経験します。
この現象は、痰や唾液が口腔咽頭に貯留しており、身体を起こしていくと咽頭床面積が狭まり重力にて気道へ垂れ込んでしまうことで起こります。

そんな患者さんを少しでも楽にしたい少しでも経口摂取にトライしたい、そんな想いで日々試行錯誤している中での気づきをお伝えしたいと思います。

この状態の患者さんがどうやったら、まずは自分の唾液を嚥下できるのか、嚥下運動の頻度を増やせるのか、考えていきたいと思います。

一度口を開けたまま唾を飲んでみてください、とても飲み込みにくいですよね。
その状態で水を飲んだら溺れそうです。。。

まずは口を閉じることが大事です!!
口を閉じるためのポイントは2つ!!
重心の上下移動による臥位から座位、座位から立位などの離床
下顎や口腔の反射を利用した運動促通

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全国の悩んでいるセラピストに届くように、臨床のヒントとなり患者さんがよくなるように、心を込めて書いています。応援よろしくお願いいたします❣️