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明日の治療にいかせる症例検討会とは?

脳外臨床研究会会長 作業療法士 山本秀一朗
セミナーレポート作成 言語聴覚士 yucco

皆さんこんにちは!!
フルリカバリーを目指し、全国のセラピストと共に成長し続ける脳外臨床研究会メンバーとともに活動するyuccoです。

日々たくさんのセミナーが展開されており、脳外臨床大学校オンラインサロンだけで留めておくのはもったいない!!
全国の悩んでいるセラピストや困っている患者さんの力になる学びを届けたいと思い、セミナーレポートを書いています♪

名称未設定のアートワーク

《はじめに》

新人教育の一環としても行われている症例検討会の在り方についてです。

皆さん、症例検討会ワクワクしますか?新人さんは喜んで相談してくれますか?
できていないところを指摘する会になっていませんか?
山本が提案する症例検討会の在り方は、オンラインサロンの場でも分科会として実践しており、話し合う内容が明確で、明日何をしたら良いかのお土産が盛り沢山。

症例検討会がうまくできていない。
ゴールに達成しない、そもそもゴールが決められず症例検討会開催や指導が目的になっている。教えてくれる人がいない現状を変えていきましょう。

《病院での症例検討会の現状》

新人セラピスト(1-2年目)が行います。
それに対して5年目以上の人が指導することが多いと思います。
新人セラピストは喜んでやっているか?
指導されること、マイナスポイントを見つけることで指導している気になっていませんか?
現状先輩からの質問がものすごく多い。
プラスの気づきを与える質問なのか、できてないところを聞く質問なのか?だと後者が多いと感じます。

《症例検討会の目的》

① どうすれば患者さんがよくなるか?
患者さんを良くするために、みんなの知恵、知識を注ぎ込みましょう。 

② 見る視点、考え方を気づかせてあげる。
これを間違えるとただただ責める症例検討会になってしまいます。
1−2年目はやりたくなくなります。

③ 症例担当者の悩みを分析しゴールを決める。
何に悩んでいるのか、症例検討会のゴールは?

④ 点ではなく、線で患者さんの人生を捉える。
点で喋らない。過去どうだったのか、現状は?未来はどうなる?どうなってほしい?そのためにはと線で話すことを意識します。

《先輩として参加するときの心構え》

自分の理解のために質問したらダメ!!
症例検討会するために患者さんは事前に見ておきましょう。
こんな少ない情報量でここまでわかるんだって後輩に見られていることを忘れずに発言しましょう。
自分が担当したらどんなゴールにするか真剣に考えます!!

《症例検討会のポイント》

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全国の悩んでいるセラピストに届くように、臨床のヒントとなり患者さんがよくなるように、心を込めて書いています。応援よろしくお願いいたします❣️