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対話と癒しの音楽ライブ

10月15日(日)、地域カフェ「対話と癒しの音楽ライブ」を開催しました。古民家カフェでゆるやかでほっとな時間を過ごすことができました。

「いつか居場所づくりがしたい」

昨年から温めていた想い、ようやく1回目を形にすることができました。
介護、福祉、医療などに携わる支援者、居場所づくりをされている方、ご家族など30名以上の方に参加して頂きました。社会福祉協議会や市のひきこもりセンターなどで働く方にもご参加頂き、「今、相談に来ている方にぜひ紹介したい」と嬉しいお言葉ももらいました。まだ余韻に浸っているのですが、地域の居場所づくりの必要性を痛感し開催して本当に良かった、これからも続けていこう、今はそんな想いです。

当日の流れ
・Eastカフェの歩み
・地域カフェへの想い
・対話の時間(自己紹介・困りごと・地域にこんなのあったらいいな)
・全体シェア
・鼻笛&ウクレレライブ
・フリータイム

ひとつずつ振り返っていきます。

Eastカフェの歩み(4周年)


桜デイサービスの本野さん、ライフコーチの野崎さんが運営しているKaigoカフェの4周年を振り返りました。介護、福祉、医療に携わる方、介護に興味がある一般の方など誰でも参加できる語りの場。このカフェに集う方が職場の垣根を超え繋がりあうことで、 介護や福祉の魅力を発信できるようお互いに学び合うことを 目指しています。Eastの由来は「東(福岡市東区)⇒east⇒イースト⇒発酵。人が 成熟していく場にしたいという意味が込められています。私がEastカフェに出会ったのは1年前の3周年イベント。ここでの出会いがあり、今があります。気づけば私の居場所になっており、地域カフェの実現に向けてもいっぱい支えてもらいました。

地域カフェへの想い(私から)


次に、私がなぜ地域カフェをしたいと思ったかについてのお話。
「ふだんの暮らしとは?」「福祉とは?」「障がい福祉の地域課題」等についてお伝えした後、地域カフェで目指すことについてをお伝えしました。

(どんな場所にしたい?)
□ありのままを受け入れてもらえる 
□ここに来たらほっとする
□外出のきっかけになる  
□誰かとつながる  
□福祉を身近なものに
□所属や肩書を超えて、つながる  
□なんか情報をもらえる


(したいこと)
□ふらっと立ち寄れる場づくり   
□対話の場   
□雑談する場
□学びの場(保護者・支援者)  
□癒しの場(鼻笛・ウクレレ
🎵
□知らないを知る場 (映画の上映会等) 
□マルシェ 
□個別相談

結局は「暮らす街の中で 人と人がつながり 対話ができる場所」を作りたいということなのです。

対話の時間(困りごと・地域にこんなのあったらいいな)

その後は、4グループに分かれて対話の時間でした。初対面の方も多かったので自己紹介から始まり、それぞれの今の立場からの困りごとや感じていることを思うままにシェア。色々なお話が出ていました。

□地域とつながれる場所がほしい
□相談につながる前の段階が大事
□サービスの手続きや場所を気軽にお話できる機会や場所が欲しい
□ひきこもりに限らずいろいろな人が集まる場所が欲しい
□家族の交流場所がほしい
□サービスの認知度が少ない
□フリースペースいるよね
□今の職場での悩み(通所事業所)等…

参加者の中には地域ですでに居場所づくり(海辺のソーシャルワークカフェ・発達障がいの子どもの保護者向けカフェ・認知症カフェ)をされている方も多く、お互いの活動を知ってもらう機会にもなりました。

鼻笛&ウクレレライブ

最後は待ちに待った「鼻笛キヨちゃん」による鼻笛ライブ。本当は人見知りですが「鼻笛」と出会ったことで人と話すことも楽しくなったというキヨちゃん。鼻笛の音も本当にきれいで、ウクレレや歌とのコラボも素敵で、参加者の皆さんの心を癒してくれました。私も「ふるさと」「かえるの歌輪唱」に参戦。大人になってみんなで一緒に音楽を奏でる楽しさを感じました。
まさに笑いと癒しの音楽ライブ、大成功でした。鼻笛に興味をもっていた方もたくさんいました。


1日を通して、地域の中でふらっと立ち寄り、気軽にお話できる居場所
が求められていること、「非日常」という環境だからこそ気持ちの整理ができたり、癒されたりすることで参加者が元気になること。おしゃれな古民家カフェ、鼻笛ライブなど、心を癒すという仕掛けは大事だと感じました。また、大人が話をしている横でこどもが遊べるスペースを設けたことで、参加者のこども同士でトランプやお絵描きをする姿もみられ、ほっこりしました。

参加者からのアンケートでの嬉しい感想

・みんなが気軽に来たり、お話し出来る場所であってほしい。地域カフェに来ると、なんか分からないけど楽しいな、なんか気持ちが楽になった、話せてよかった、行って良かったなと思っていただける場所になれば嬉しい。
・癒しの時間がよかった。仕事上の課題、自分自身の課題を多々抱えている中、課題ばかりを意識するのでなく、元気が出る方向で、物事を前向きに考える方向性を大切にする気持ちがわきました。この思考の転換を経験できたことはとても良い機会になった。
・「福祉は特別なものじゃない。普段の暮らしを継続させるためのサービスで、地域を循環していくもの。」 まさにその言葉に尽きると思う。同じ想いです。 これからも共にこれからの社会のために歩いていきましょう!
・福祉サービスだけでは補うことが難しい隙間の部分について、事業として取り組み始められている方がおられることを知り交流できたことは、逆に元気づけられた。このようにお互いに補完し宣揚しながら、地道に良いネットワークが築かれていくのだと思う。鼻笛もボーカルも演奏も素敵でした。
・沢山の同じ思いをお持ちの方々と知り合うことができ、障がい者やご家族その支援者向けのカフェの必要性を改めて確認することができた。
・支援者の立場と家族の立場で色々と考える日々だったのですが、パワーを頂きました。鼻笛ライブはジーンときてしまいました。また、現状の課題も知ることができ、私自身も思っている疑問などを改めて再確認することもできました。
・各地の地域カフェの情報集約、カフェを始めたい方へのサポート、カフェ主催者どうしの交流会があったらいい。
・色んな技や物語を持つひとりひとりが社会資源になることが、街をやさしくすることになるのでは。  

※アンケートより一部抜粋

一方で支援者だけの集まりになってしまうことは目的からそれてしまうので、家から一歩踏み出して足を運んでくれた方への配慮や個別にお話しできる時間をつくる、内容によっては人数を制限する?などの配慮も必要だと感じました。

今後、また試行錯誤しながら考えていきたいと思います。

参加された皆様、運営を手伝ってくれたEastカフェの野崎さん、本野さん、鼻笛キヨちゃん、本当にありがとうございます。

オシャレな古民家カフェ
地域カフェ看板

写真をInstagramにアップしておりますので良ければ覗いて頂けると嬉しいです。

次回は12月16日(土)午後を予定しています。


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