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一人暮らしの新生活に使う器は4つでいい(だからちょっとだけ良いものを買おうという提案)

自炊のお悩みで意外と多いのが「なんか器がイケてなくて、頑張って料理したのに気分が上がらない」という話。新生活が始まる時はバタバタして「とりあえず白い皿でいいか」とプレーンなものを選びがちです。白いお皿がいけない訳では全くないのですが、この白いお皿がなかなか頑丈で割れないので気づけば10年使っていたなんてこともよくあります。なので「これでいっか」で買うよりかは、「これを使ってみたい」と思って手に入れた方が気持ちが上がると思うのです。

そして、これから一人暮らしをする人が最初に買う器は4つだけでいいと私は思っています。そのアイテムと選び方についてご紹介します。

揃えたい4つの器

最初に揃えるのは①飯碗、②汁椀、③22cm〜24cm前後のプレート、④スープ&副菜が盛れる小鉢の4つでいいと思います。定番の4種類なのでどの生活用品店にも置いてありますが、まとめて1店舗で揃えてしまうのではなく、できれば触ってみて手に馴染むと思ったものを買ってみましょう。高級なものなくていいので、一つ1000円〜2000円、高くても3000円ほどものを買うのがおすすめです。ある程度金額を払うことで、大事に使おうという気持ちになります。
写真は拙著『ちょっとのコツでけっこう幸せになる自炊生活』でご紹介した4つです。それぞれ選んだポイントをご紹介します。

●飯碗:白山食器 4寸飯椀(1430円)

幅が広くて使いやすい。茶色のラインが程よいアクセントになっていて、飽きない食器。

●汁椀:河和田塗り汁椀 朱(1,190円)
みそ汁は茶色なので、赤い色が食卓にあるとパッと明るくなります。

●プレート: ディーププレート 210mm(2,750円)
生姜焼きや肉じゃが、カレー、パスタ、いずれにしてもある程度深さがないと汁気が広がってしまいます。なので縁が上がっているものを選ぶといいと思います。

●小鉢:瑞々(美濃焼) 3寸小鉢 うす飴色(880円)
お皿選びで青や黒などの器がかっこよく見えたりもしますが、まずは赤や黄色などを選ぶと無難です。サラダや和え物、スープ、ヨーグルトを入れても収まりのいいものがおすすめです。ガラスでも良いですが、個人的にはスープを入れた時に寒々しくなってしまう感じがするので陶器類が◎

noteタイトルからは脱線しますが、これらをすでに持っていて、もう一個買い足したい人には次の4つがおすすめです。

●オーバル皿

何を持ってもおしゃれに見える不思議なオーバル皿。カレー、パスタ、洋風のメインがよく合います。アクアパッツァなんか乗せるとそりゃ〜もうね。
こちらはイタリアの業務用食器メーカー・サタルニアのもの。

●手のひらサイズの取り皿

友達を家に呼ぶのが好きな人、家族と一緒に住んでいる人は取皿が欠かせませんね。数枚揃えておくといいですよ。

●少し大きめのお椀

具だくさんみそ汁が好きだと、普通の汁椀では足りなくなります。そこで欲しくなるのが少し大きめの汁椀。こちらは300ml以上入るお椀です。
雑炊、少なめの麺類・丼ものなどを盛るのもいいですね。

●醤油皿

醤油皿があると、ちゃんとしてる感出ますよね。大学生の時、パックのお刺身を買ってプラ蓋を醤油皿にしている時期もありましたが醤油皿を買ってから自己肯定感がほんのり上がりました。

おすすめのショップ

私が普段使っているおすすめのお店についてもまとめておきますね。

cotogoto(高円寺)
キッチン周りの生活雑貨がたくさん揃って、二ヶ月に1度は訪れています。

だいどこ道具 ツチキリ(井の頭)
調理道具に精通したお店。店主の土切さんが本当にたくさん試されて「これはいい!」と思ったものが置かれています。土切さんは気さくな方なので、ぜひいろんな疑問を率直に聞いてみてください。

ラウンドアバウト(代々木上原)
ライフスタイルショップといえばこのお店!お手頃なお皿も多いです。先程のオーバル皿はこちらで購入。

うつわ千鳥(水道橋)
作家ものと言われる個人の陶芸家さんの器を数多く扱うお店。ずっといられます。

SML(中目黒)
沖縄の焼き物(やちむん)など、全国の民藝品を扱うお店。

pukupuku(吉祥寺)
手頃で使いやすい古い食器がたくさん!アンダー500円以下のものも多い。

Youtubeでも普段使っている器の紹介をしています。気になった方はどうぞ。

スタイリストの菅野有希子さんの初心者向け器記事もとても参考になるので、ぜひ見てみてください。かわいい器のメーカーをこれでもかと紹介してくれていますよ。

最後に宣伝です!拙著『ちょっとのコツでけっこう幸せになる自炊生活』では、自炊を続けるコツ以外にも道具選びや味見の仕方などについても触れています。まだ見てないよ、という人はぜひ本屋さんで手にとってください〜!ではまた👋

バナー画像撮影・土田凌

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