定番料理は「香りのちょい足し」でガラッと変わる
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定番料理は「香りのちょい足し」でガラッと変わる

自炊料理家として、スーパーで手に入る食材を使って、シンプルな料理を提案するのが私の仕事だ。いろんな食材の組み合わせや味付けを提案してみるが、その中から一つでも提案になれば充分だと思っている。

料理の仕事をしている私でさえ、日々のごはんのレパートリーは10品程度。食材や味付けをちょっと変えて食べ回している。あれこれ手を出してみるのもいいが、結局は食べ飽きない気に入った料理に戻ってくるはずだ。
きんぴら、おひたし、ナムル、炒め物、みそ汁などなど、自分の定番料理はたくさん作っているので失敗しづらい。そして、裏切らないおいしさがある。ほっとして身体に染みる、ふつうの味がいいのだ。

料理が習慣化してくると、定番のおかずが上手に作れるようになる。けれど食材も味付けも変えずに作り続けていると、「ちょっと飽きたな……」と思うのが正直なところではないだろうか。マンネリから抜け出したい気持ちはあるけれど、今まで買ったことがない食材に手を出すのはハードルが高いし、新しい調味料は使い切れないかもと思うと、もったいなくて買えない。そしていつもの味にまたもどってきてしまう。別に今のままでもいいのだけれど、もうちょっと気軽に冒険してみたい。そんな、かつての私と同じ悩みをもつあなたに一つ提案をしてみたい。

それは、定番料理に+αで香りの要素を加えてみること。例えば、和え物に生姜の風味を足したり、チャーハンに梅肉を加えたりしてみるだけでだいぶ雰囲気が変わる。香りが加わるだけで、ぐっと垢抜けた印象になり、いつものおかずに、こんな顔があったのか…!と驚く。

昔のワイドショーでよく見た「長年連れ添った夫婦のどちらかが服装や髪型を変えて若返り、『え〜!別人みたい!』ともう一度ときめく」みたいなことが料理で起こる。いつもの味なのに、もう一度出会ったかのような胸騒ぎ。定番料理がもっと好きになるのだ。

香り要素の定番である薬味や柑橘類は私も大好きでよく買うが、生の食材なので日持ちしない。そういうときに頼りになるのがチューブや瓶に入った香りに特徴がある調味料たちだ。調理を進めながら、また同じ味になってしまった……と思ったら、冷蔵庫からさっと出して加えてみる。または、食べている途中で加えて味を変化させてみる。これおいしい!というドンピシャの組み合わせに出会えると「私、天才かもしれない」と鼻高々になる。

そして私の冷蔵庫にある香り調味料がこちら。S&Bさんから「おうちにあるS&Bの商品でお気に入りのものがあれば紹介してほしい」という依頼を受けて、「大変お世話になっているので書きたいことがたくさんあります」と、いま筆を取っている。

数えてみたらMAILLE種入りマスタード、テーブルコショー、おろしにんにく、おろしわさび、梅肉、柚子こしょう、と6種類もあった。種入りマスタードは先日使い切ってちょうど買い足したところ。
S&Bさんの調味料はどのスーパーでも売っているし、手頃な価格なのに本格派の味。毎度すりおろすのがちょっとめんどくさいにんにくは、チューブを使うようになってナムル料理が私の定番になった。
これらを使って定番料理にどんな+αをして料理を作っているのかご紹介していきたい。

いつもとちょっと違う日々の4品

①ほうれん草とベーコンのバターソテー+テーブルコショー

定番の組み合わせ、ほうれん草とベーコンのバターソテー。ここに加えるなら、テーブルコショーがいい。バターのコク、ベーコンの旨味にたっぷりのテーブルコショーの香りとキリッとした辛さがよく合う。粒子の細かいテーブルコショーが食材の隙間に入り込んで舌馴染みのよいのだ。ここはおしゃれに粗挽きコショウを飾るのではなく、ぜったいにテーブルコショーを使いたい。ブラックペッパーとホワイトペッパーの二種類が入っているから、香りが複雑で深みが増すのだ。

材料:ほうれん草1束、ブロックベーコン70g前後、バター5g、塩・テーブルコショー適量
作り方:
1、ほうれん草は4cm幅に切り、ブロックベーコンは5mm幅に刻む。
2、フライパンにバターとベーコンを入れ中火で2分熱する。ほうれん草を茎→葉の順番んで入れ2分炒める。
3、味見をし、塩・テーブルコショーで味を整える。
ポイント:ベーコンとバターに塩気があるので、塩は入れすぎないように注意する。

②鶏もも肉としめじの炒めもの+種入りマスタード

鶏肉の炒め物は塩味や甘辛味が鉄板。いつもと雰囲気を変えたい時には種入りマスタードを加える。すると一気にフレンチ風の一品に格上げされるのだ。マスタードは柔らかい酸味があるので、酢を加えずとも料理がさっぱりする。ご飯にもよく合うし、ワインとも相性抜群。パセリでもちらせばお客さん料理にもなる。

材料:鶏もも肉1枚(300g)、塩ひとつまみ、酒大さじ1、しめじ1/2パック、種入りマスタード小さじ1〜2
作り方:
1、鶏もも肉は一口大に切り、塩と酒を加えて軽く揉み込み、10分置いておく。しめじは食べやすいサイズにほぐす。
2、フライパンに鶏もも肉を入れ、中火で4分焼く。しめじを加えて2分焼く。種入りマスタードを加え、全体に絡める。塩で味を調整する。
ポイント:種入りマスタードにも塩気があるので、塩は入れすぎないように注意する。

③きゅうりとささみの和えもの+梅肉

大定番きゅうりとささみの和え物は、醤油とごま油、塩と酢の組み合わせをよく作るが、梅肉があるならぜひ使いたい。私は普段あまり梅干しを食べないので、チューブの梅肉があるのはとても助かる。梅の香りがあるだけで、小料理屋さんのような一品になる。

材料:ささみ2本、酒大さじ1、塩小さじ1/2、きゅうり1本、梅肉5〜6cm、ごま適量
作り方:
1、鍋に水400ml、酒と塩を加えて沸かす。沸騰したところにささみを入れ、火を止める。蓋をして10分放置する。
2、きゅうりは上から深皿の底で抑えてたたききゅうりにする。食べやすいサイズに手できゅうりを折り、ささみ(1本分の量)も食べやすいサイズに裂く。
3、ボウルにきゅうり、ささみ、梅肉、ごまを入れて和える。
ポイント:ささみは2本分作ってスープはサラダの具などに使うと良い。茹でた時に残ったスープは美味しい鶏スープなので捨てずに活用する。

④豚汁+柚子こしょう

冬場になると週に2〜3回は作る豚汁。冷蔵庫の残り野菜を一手に引き受けてくれる自炊の味方だ。味変でよく使われるのは七味唐辛子だが、柚子こしょうもかなり合う。豚バラの脂を柚子こしょうがさっぱりとさせ、柚子の香りが効いてなんとも上品な一品に。

材料:豚バラ肉100g、カット野菜100g、味噌大さじ1と1/2、柚子こしょう2〜3cm
作り方:
1、鍋に400mlの湯を沸かす。食べやすいサイズに切った豚バラを入れて1分中火で加熱する。カット野菜を入れ1分加熱する。
2、火を止め、味噌を溶いて柚子こしょうを入れる。
ポイント:カット野菜は炒め物に使われることが多いが、豚汁もおいしい。

たまに友達を呼んでもてなすときの2品

⑤グリーンサラダ+おろしにんにく

一人分だとなかなか作らないサラダもお客さんが来ると作りたくなる。そんなときはぜひ自家製ドレッシングを作ってみたい。自家製といえど、比率を覚えれば簡単。油:酢:塩=3:1:少々の割合を覚えておけば、どんな調味料を当てはめてもおいしくできる。今回のドレッシングにはほんの少しのにんにくを入れてみた。かすかなにんにくの香りが加わるだけでプロっぽい味になるのでおすすめ。

材料:ベビーリーフ1袋、サラダ菜1袋、トマト2〜3個(あれば)、オリーブオイル大さじ1、レモン果汁または酢 小さじ1〜2、塩ひとつまみ、おろしにんにく1cm
作り方:
1、サラダ菜は食べやすいサイズにちぎり、ベビーリーフとともに水に5分ほど浸してシャキッとさせる。ザルに上げ、水気をよく拭き取る。
2、葉っぱ類を皿に盛り、調味料を全て合わせたドレッシングを上からかける。お好みでコショーを加える。
ポイント:余裕があれば、ボウルに葉っぱを入れ、手でドレッシングを和えてか皿に盛るとお店レベルの仕上がりになる。お好きな野菜でOK。

⑥サーモンとアボカドの和え物+おろしわさび

いつもならぜんぶ食べ切れなさそうで買えない食材も、友達が来るなら使ってみたい。サーモンのさくとアボカドを買って、小さめに切って和え、わさびでアクセントを効かせる。バケットの上に乗せれば、おしゃれビストロの一品になる。

材料:刺身用サーモン150g、アボカド1個、レモン果汁小さじ2、塩1つまみ、おろしわさび3〜4cm
作り方:
1、サーモンは小さめの一口大に切り、アボカドは半分に割って種を取り、ティースプーンで一口大にくり抜く。
2、ボウルに全ての材料を入れ、和える。
ポイント:アボカドはスプーンでくり抜くと手やまな板が汚れない。サーモン・アボカドどちらもオイリーな食材なので、わさびはしっかり効かせると良い。

新しい料理や味付けに挑戦するのは億劫でも、香りの要素をほんのり加えるだけで気分が変わる。寄り道して、また定番に戻ってくるのもいい。香り調味料はいつも冷蔵庫で待ってくれている、心強い自炊の味方だ。定番に+α、ぜひ楽しんでみてほしい。

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山口祐加@自炊料理家

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今日のごはんは茹で野菜!好きな野菜を塩茹でしてオリーブオイルでどうぞ
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