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相手のためでなく自分のために言う

体調は良くないのだけど、2日連続で同僚と長電話して話せて気持ちが軽くなったからか、ついに重い腰を上げて、Fさんにお断りのLINEをした。

どう伝えるのがいいのか迷っていたのだけど、無難にGoogle先生の言う定型文的なものを拝借した。

本当は言いたいことあったけど、それを言っても仕方ないから。若き日の自分なら確実に思ってること全部言ってた。しかも相手のためだとか勝手な理由をつけて。でも私も大人になったということなのか、それは相手のためでもなんでもなくて、私の鬱憤を晴らすためだけというのが分かるので、言いたいことは一回書いて(出しといた方がいいのはいいから)、送らない。シンプルにGoogle先生の教えをそのままに使った。

3日未読スルーしたのちに返信する内容が「これ以上は難しいです」って残酷っちゃあ残酷なのかもだけど、まさかの返信が来た。

そういうの期待してないので大丈夫です。面白いからコミュニケーション取りたかっただけです。(途中略)頑張ってくださいね。

ちょっと呆然としてしまった。え、そういうの期待してないんすか。そういうアプリで知り合ったからやりとりしてたんではないんですか。面白いと思う人とコミュニケーション取りたかっただけって、こっちの都合は無視ですか。ていうか私は何を頑張るんだいな。これが本心なのか知らんけど、やっぱりなかったんだなぁと思った。正直、私は友達としてもきついと思っていた。価値観とかそんな大それたものではなくて、感覚が合わないのではとずっと感じていたから。

相手がどう思ってるかとかは、もう関係ないので考えないこととして、重い腰を上げてちゃんと終わらせて良かったと思った。大きな肩の荷をちゃんと降ろせた感じがする。これでもう、天気の話にどう反応したらよいのかとか、謎の写真が送られてきたときにどうコメントしたらよいかとか、そういうストレスがなくなると思ったらアッパレではないか。ていうかアッパレって天晴って書くんだね、知らんかったぜ。一つ学びにまで繋がった。

よく小さな違和感程大事にした方がいいとここでぼやいているのに、今回は完全に自分が違和感を受け入れなかったために起きたと実感。教訓だな。

私のうぬぼれかもしれんが、男って自分のプライド守ろうとするのだなと最後の返信を読んで思ってしまった。返信しなくてよいものを敢えて送ってくるあたり、ほぇ~と思った。以前も似たようなことがあって思い出しちまった。そう思うと、元夫は少し違うタイプだった。未練を未練のまま伝えてくる人だった。そしてきっと私もこのタイプ。