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ヒトアレルギー発症中

いつになく、人を見ると眉間にしわを寄せている。そして気づくとめっちゃ舌打ちしてる(これはやばい)。

もともと集合体としての人が好きじゃない。A group of people。例えば、観光地に4~5名のグループで来てる人たちとか、その人たちが道を横に並んで騒ぎながら歩いていたら最悪。舌打ち案件である。エレベーターに3人以上のグループが乗り合わせた時もたかが十数秒とはいえ吐きそうになる。ショッピングモールとかで家族連れとか友達グループとかカップルとかでごった返してるの見てると目が回る。日本で今でもたまに貧血で倒れそうになる。

平日、事務所の入っているビルはテナントが多く常に人がわんさかで、空いてるエレベーターに乗れた時、特に一人で乗れた時はガッツポーズするほど奇跡である。閉じるボタンを破壊するくらいの勢いで押してるのは私です。満員のエレベーターの中で眉間にしわを最大限に寄せ、息を吸いたくないから息を止めてたりして、降りた瞬間に大きなため息をつく。それくらい嫌。事務所の近くの某中東の大使館前には常に大行列。みんな石油でも堀りに行くのかと不思議に思うのだけど、その人混みを毎日搔き分けるのもストレス。なぜ道を塞ぐのだ、馬鹿者。あとうるさい。

宿が修理中なためか、朝廊下に出ると業者のオッサンでごった返していて不快。業者のせいでエレベーターが来ない、かつ激混みでまた不快。ロビーも人で溢れかえりまた不快。

そんな平日を送っているからか、土日は極力人を見たくない。しかしマーケットにて新鮮な野菜と果物を調達する唯一の楽しみは譲れないため、マーケットには行く。最近、日本人が多くてそれがストレス。日本人が苦手な日本人である。日本人てなんで佇まいで分かるんだろうと不思議である。3メートル以内に近づかないように気をつけている。たまにじろじろと日本人から見られるがその時は得意の眼力でガンを飛ばす。見てんじゃねえぞ、オラ、的な。相手が有害か無害かは関係ない。シンプルにかかわりたくない。

観光客が戻ってきたからか、どこへ行っても人人人。カフェ、レストラン、ショッピングモール、マーケット、人しかいない。なんなら宿のエレベーターも人人人。こうなると部屋に閉じこもるのが一番精神衛生上良いという結果となる。Do Not Distrub(邪魔すんじゃねえ)のランプをつけて、一人で部屋にいると少しずつ気分が落ち着いてくる。

やっぱりメンタルがかなりやられている。ここまで人拒絶反応なのは久々で、敏感になりすぎてると自覚してても、それを止められない。だからツライ。大半の人に何の罪もないのに全員敵に見える、そんな感じである。だからどこへ行っても息苦しい。逃げ出したくなる。

笑えないのが、人混みを見ると体に変なぶつぶつが出ることがあるってこと。マジなアレルギーだったらどないすんねん。山奥で野生動物と暮らしたほうがいいのかもしれない。