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ビジネスフレームワークで将来設計してみた話

こんにちは。yubuneです。

今回はビジネスフレームワークを使った将来設計について話します。
ひとりではなくパートナーと二人でやるとより良い設計ができるかなと思います。

そもそもなぜフレームワークを使ったかというと、元々は転職活動を通じて自分のスキルやキャリアアップをより俯瞰的に考えたいと思い、フレームワークを使ってそれが叶うのでは?と(安易に)思ったことがキッカケです。

・具体的にどのフレームワークで何を分析したか
・結果どのような指標を得たのか をまとめていきます。

もしこれらよりももっと面白そうな手法をご存知でしたら、ぜひ教えていただけると嬉しいです。


01|ビジネスフレームワークとは

経営戦略や業務改善、問題解決などに役立つ分析ツールや思考の枠組み。MBAなどで教わることが多く、ビジネスに必要とされるロジカルシンキングや発想法などを体系的にまとめたもの。SWOT分析、ファイブフォース分析などが挙げられる。
引用元:Wikipedia - ビジネスフレームワーク

ビジネスにおけるフレームワークは、マーケティング戦略や企画立案、問題解決などの多岐に渡って活用できる「枠組み」を指します。
ソフトウェアにおけるフレームワークは今回一切関係ありません。

「枠組み」というと想像しにくいかもしれませんが、「こういう問題を解決するには、この枠組み(=フレームワーク)を使うと解決しやすい」というものです。

目的に合わせてフレームワークは多種多様にあるため、自分は下記を参考にいくつか抜粋してみました。


02|実現したいこと

フレームワークで実現したいことは、自分自身で理解していない・知らないから言語化できない部分を可視化することです。

具体的には下記を洗い出します。

・お互いの目指すところ(将来的にどう在りたいか)
・そのための課題(どんな障壁があるか・なぜなれないか)

また、目指すところと課題を洗い出してもその場限りですぐに忘れてしまうことを確信していたため、月一でMTGの場を設けることにしました。MTG名は自分が勝手に「パートナーマネジメント戦略MTG」と名付けたのですが、名前を決めるとなんだかカッコイイ……とやる気になれます(でも長い)。

MTGでは現在の状況や、目指すところに変わりがないかの再確認、ゴールに向かうためのタスクとその優先付けを再設定しています。だらだら話すと脳が疲れてくるので、次回のアジェンダと時間を決めておきます。

当初のキッカケではスキルやキャリアアップの為のものでしたが、MTGを重ねるに連れて生活のすべてを話し合って決める場になりました。ゆくゆくは生活に関することもフレームワークで解決できたら面白いなあ。


03|フレームワーク「As is/To be」

As is/To beでは、現状と理想のギャップを可視化します。

①自分のTo be(あるべき理想の姿)を箇条書きで書き出す
②それに対するAs is(現状)を書き出す
③As isの各項目を「自分の行動でコントロールできる」「できない」「場合によってできる」の3つのいずれかに振り分ける

実際にパートナーと一緒に作ったものが下の画像です。
内容はなんでもOKです。どんな働き方をしたいか、どんな仕事をしたいか、どんな暮らしをしたいかなど、自分の理想的な姿を最初に書き出します。

その後は書き出した理想の姿に対して、現状はどうかを書き出します。
自分の行動でコントロールできるかどうか考えながら、各項目を塗っていきました(ちなみに下が自分です)。

スクリーンショット 2020-07-25 19.33.32

塗ったら、お互いに相手の各項目をチェックします。

チェックは大したことではなく、
「この項目は〜〜したらコントロールできるんじゃ?」「そもそも現状の姿・理想の姿は本当にこれなの?(前に話してた内容と違くない?)」といったことを指摘し合い、フレームワークの精度を高めました。

これでお互いの目指すところ(なりたい姿)が可視化されました。


04|フレームワーク「ロジックツリー」

ロジックツリーでは、先ほどのAs is/To beで出てきたギャップの原因を分析します。

①As is/To beで可視化されたギャップの問題を書く
②そのギャップの問題はなぜ起こるのかを右隣に書く
③さらにその問題がなぜ起こるのかを右隣に書く
④同様にどんどん右隣に書いていく

なぜ?なぜ?を繰り返すことで問題の根本的な原因を分析していきます。
実際に作成したロジックツリーが下の画像です。第二階層にギャップの問題を書き、その右側に「なぜ?」を繰り返していきます。

スクリーンショット 2020-07-25 19.51.17

作業が終わったら、相手のロジックツリーをチェックします。
右側の吹き出しには相手からのコメントを入れるようにしてみました。

相手が書いたなぜ?の答えに違和感があれば指摘したり、改善案を提示したりしてロジックツリーを完成させます。

これでギャップの根本的な原因が可視化されました(解決できるかはともかく)。


05|フレームワーク「SWOT分析」

SWOT分析では、自分の強み・弱みを可視化します。

①SWOT分析のフォーマットを作る
②順番は気にせず中身をどんどん書き込む

強み=自分の強み
弱み=自分の弱み
機会=自分の環境下でのチャンス
脅威=自分の環境下での脅威

上記のイメージで埋めていきます。
例えば「強み」と「機会」のエリアには自分の強みを活かせるチャンスについて、「弱み」と「機会」のエリアには自分の弱みを活かせるチャンスについて書き出します。

実際に作成したものが下の画像です。
左側がSWOT分析ですが、右側にまずはそれぞれの要素が何か書き出すとフレームワークにも当て込みやすいかもしれません。

スクリーンショット 2020-07-25 22.01.30

これでお互いの強み・弱み、それの伸ばし方・脅威の避け方などが可視化されました。


06|今後の実現に向けて

今回3つのフレームワークを活用して、
・目指すところ(なりたい姿)
・目指すところと現状のギャップの根本的な原因
・自分の強み、弱み
上記について可視化することができました。

これらを軸に「目指すところ」を意識して「根本的な原因」を解決するためのタスクを「自分の強み・弱み」を活かして設定します。
また、タスクには優先順位をつけた方が迷いなく取り組みやすいと思いました。

定期MTGでは、
・前回設定したタスクが達成されたかどうか
・達成されなかった原因は何か
・その原因を解決するためにはどうすれば良いか

を中心にタスクの見直しを行います。

継続的にフィードバックし合うことで、お互いにマネジメントをし合うことができて今後の自分たちに良い将来設計ができるのではと思っています。

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