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短歌のようなもの7

今年も残すところあとわずか。短歌のようなもの7です。


街中にきんぴらごぼうの匂い満ち呼ばれぬおれは迷子だ今日も


自転する地球を無視して金色の回転木馬は廻りはじめる


木々の影青く落ちたる雪上に眠らん遂に祈り疲れて


どこまでもふたりぼっちだ吐く息はおまえのほうが白く激しい


離れればやさしくひかる思い出よ明日は7時の電車で帰る


雪明かりなのか亡霊たちなのか近視のおれの部屋に満ちるは





来年もどうぞよろしくお願いします。








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