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【ALGS OT3】JP/NA/EU大会決勝結果の比較と共通点【Apex Legends】

注意
統計の知識に自信のない人はまず用語解説記事を見ることをお勧めします

JP/NA/EUそれぞれの決勝結果の分析をしたので今回は比較をします。いつもの通り上位は最終結果上位10チームをしめします。

試合ポイントの比較

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全地域共通で、下位に沈んでいるチームは0ポイントを多くとっているために、髭の下の部分がつぶれてしまっています。また高得点を取る回数ほぼありません。一方で上位チームは低い点数を取ることはあっても他の試合で点数を多く獲得しています。また上位チームの試合ポイントの中央値は下位チームの取る最高試合ポイントになっていることが多いです。
以上に述べた傾向は全地域でみられつつも、JPは先述べた傾向が弱い、つまり下位チームも善戦する試合がNA/EUにくらべて多いことが分かります。
EUはJP/NAでみられる外れ値が存在しません。つまり一試合で回りのチームができない程の大量得点したチームは存在しないことが分かります。

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このグラフを見るとキルを狙っても順位を上げることはできず、1位を取った試合ではどのチームも大体5キル以上はできています。とにかく順位を上げることを目標にしていれば、キルを狙うチャンスが自然と出てくるパターンと、戦いに勝利した結果生き残れているパターンがあるのでしょう。TSMのように武器が弱くとも安置優先で移動すればキルが狙えることが示唆されているのではないでしょうか。

合計ポイントの比較

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どの地域も似たような傾向がありますがJPは上位チーム同士で点差が小さく、NAは上位チーム同士では点がが大きく、EUでは上位チームの優勝争いは点差が小さい一方上位ながらも優勝争いに絡めなかったチームは点差が大きく開いています。NA/EUともに下位チームのトップは詰まっているので賞金争いが激しかったことが分かります。どの地域も上位下位の中央値はほぼ同じです。

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黒い線は分布傾向を示す回帰直線で、
(キル得点総和)=0.7464×(順位得点総和)+ 3.9571
(順位得点総和)=1.33976 ×(キル得点総和)- 5.30156
の直線になっています。決定係数は0.6088、外れ値の存在を考慮しなければ0.7464です。
前回までの記事で見たように地域全体としてみても地域個別の場合と回帰直線はほぼ変わりませんので、順位とキルによる得点の関係は全地域共通の様です。

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上位最低値が10位で下位最大値が11位を表しています。上位チームの平均点と下位チームの平均点はどの地域でもほぼ同じですが、日本は下位チームの平均が高く他の値域よりポイントが分散していることがわかります。また上位10位に入るにはおおよそ20点以上取ればよいことが分かります。(ここでも日本は点数がもっと必要)

まとめ

どの地域も得点の傾向はほぼ同じですが、日本はチーム格差が他の値域よりも小さいようです。NAは上位チームが下位チームを大きく引く話している傾向があります。EUは優勝争いが熾烈で、得点の仕方に型破りのチームはいませんでした。下位チームはどの地域も10点以上の得点できた試合がなく、敗北しております。上位に入るのは10点以上得点する試合が一つはほしいようです。

参考サイト
liquipedia
battlefy

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