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【ALGS OT3】NA大会結果分析【Apex Legends】

注意
統計の知識に自信のない人はまず用語解説記事を見ることをお勧めします

Apex Legends Global Series Online Tournament(ALGS OT3) 第三回NA大会の結果を分析します。NAには参加チーム数が多く、予選データも膨大になるため今回は決勝の結果のみの分析になります。予選結果分析も需要が大きければしますが、予選の公式生放送はないうえに予選の模様を視聴している日本人も少ないと思うので現時点では予定はありません。
以下では上位チームは上位10チームを表しており、これは賞金獲得チームにあたります。

NA決勝

決勝結果分析


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上位チームは得点差が大きく開いていますが下位10チームは得点差が小さく密集しています。

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黒い線は分布傾向を示す回帰直線で、
(キル得点総和)=0.6939×(順位得点総和)+4.4327
(順位得点総和)=1.44113 ×(キル得点総和)-6.3881
の直線になっています。決定係数は0.5915で、Team Squidwardを考慮しなければ0.7883です。
相関係数は0.769、Team Squidwardの存在を考慮しなければ0.888です。Team Squidwardを除けばキルをとれるチームは順位も高いという強い傾向があります。Team Squidwardは散布図で確認される左上のオレンジの点です。今回Team SquidwardはNA決勝大会において異常な存在であることが分かります。

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上位チームと下位チームの標準偏差を比べると、上位チームの方が大きい傾向がありますが、TSMは標準偏差がとても低くなっています。標準偏差が低いうえに上位に存在するということは、毎試合大きな失敗なくコンスタントに得点していることを表します。TSMが安置に向けた移動が早いことがゆえんかもしれません。
下位チームは安定してポイントを取ることができていないことが分かります。また上位チームは平均得点ポイントが高いうえに標準偏差も大きいので、上位チームは巻き返しがどこかの試合でできていることが分かります。
また散布図においてキル得点が並外れて多い外れ値として確認されたTeam Squidwardはキル得点標準偏差は小さくなっていることが確認されています。つまりTeam Squidwardは順位は毎回低い一方キル数は毎回多いことが分かります。
Complexityは得点標準偏差が高く、大量得点した試合があるため上位入賞したことがわかります。

NA決勝まとめ

NAで異質な存在は3チーム存在しTSM、Team Squidward、Compexityです。この3チームが次回大会どんな活躍を見せるか楽しみです。賞金を獲得するには下位チームのポイントが密になっているため、上位に上るため下位チームを一人でも多くキルすることが重要です。(1ポイントキルを稼げて更に相手のポイント獲得を防げるため)
ちなみにチーム構成について「ジブ構成:パス構成=10:10」でした。

参考サイト
liquipedia
battlefy

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