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リターンズ5話 ネタバレ考察&感想その5~名場面生まれる

17:53~ 玄関先の二人の会話はお揃いの靴をもじった話だろう。

武蔵の車はナンバープレートも634。バックミラー越しに武蔵と牧は睨み合い牽制し合う。
 やがて隣家からも和泉(井浦新)と菊様(三浦翔平)が出てくる。「気になりますか、春田さん」という菊様の質問には「いや、別に」と素っ気ない返事。和泉の春田への好意も揺れているのだろうか。朝まで仕事だったという菊様から運転を代わってあげる和泉。菊様が和泉のさりげない優しさに触れて再び切なさの音楽が流れる。

20:02~ 「運転手さん窓を開けてもらっていいですか」という牧の声。
牧の座席は海側ではないはずなので、おそらく少し酔った?車種が古いのと熱海は山の近い地域なのでカーブが多いからか。細かい演出かアドリブだと思った。
観光や食べ歩きをしている間はほぼ二人きりだったようだ。

そしてInstagram「武蔵の部屋」でも取り上げられた「ちんちん揚げ」。5年前の写真ときちんと比較している。

5年前に田中圭が旅番組の旅サラダで伊豆旅行をした際に訪れたそうだ。同じ店でロケをするのはなかなか興味深い。20:03頃に二人で「ちんちん揚げ」と一緒に撮った写真も出てくる。

21:05~ 二人で「だるまさんがころんだ」をやり始めるが、公式XやInstagramには別バージョンもメイキングで入っていて、なかなかかわいらしい二人の遊びが見られる。

21:56~ 「ろくろゴースト」という映画ゴースト~ニューヨークの幻~のパロディも兼ねた、二人の陶芸のシーン。ろくろゴーストという言葉を私は知らなかった。

しかしパロディであることも忘れさせられるほど、リターンズ名場面の一つとなったのではないか。二人でろくろを触るシーンは甘美な印象さえあったし、春田が牧に何度も顔を寄せ、牧が柔らかく微笑むシーンはカップルの甘い時間が溢れていた。
異性カップルの演技であっても、ああいう雰囲気を出すのはなかなか難しい感じように思う。

なお、この撮影が行われた陶芸工房ほけきょ庵で予約制ろくろゴーストプランなるものがあるという。同じアカウントのX内には二人の撮影した場所が書かれている。
聖地巡礼したい方は必ずお店のルールを守って行こう。

24:20~ 宿に着いて春田と牧の部屋に着いた3人が夕食の時間などを相談する。春田は部屋に風呂があることを喜んでいるが、仲居さながらお茶を淹れようとする武蔵を牧が止めようとする。
そのときすかさず戻ってきて、春田も「お茶いいですよ。僕自分でやるんで」と止める。新婚旅行に部長を連れてきたのはマジデリ(考察&感想3を参照)だが、団体の旅行にありがちな、一緒に少しゆっくりしましょうなどとは言わずに、牧の意見に従っているのは及第点ではないか。
牧は武蔵が部屋をきちんと去ったか確認して目が合ったとき、リターンズで二人の睨み合いに使われている尺八の音が流れる。
S1から音楽を担当している河野 伸氏によると石倉光山氏の尺八だという。

25:18~  牧が結婚指輪を紛失したことに気づき焦るシーン。ここで春田に話していれば、夕飯までに探せたのではとも思うが、なかなか言い出せないのは牧の性か。
ところで部屋に入ってから春田は2度「亀がいる~」と言っている。
亀が出るシーンはのちほど。

→6に続く。

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