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リターンズ5話 ネタバレ考察&感想その3~設定のほころび

11:21~「春田くんって…ほんっと存在が罪だよね~」という元夫武蔵(吉田鋼太郎)の2018連ドラ(以下、S1)2話の名言を使って吐露した蝶子(大塚寧々)から、大きなくしゃみをする春田(田中圭)へ。
このあたりの場面転換は王道ながらさすが。
「誰か俺の噂をしてるのかなぁ、なーんつって」と営業所でPCで仕事する春田につながる。そしてすぐに隣の席の和泉(井浦新)もくしゃみをする。
「…たぶん風邪だと思いますっ」と和泉が2回目のくしゃみをして心配する春田に「熱はないと思うんです」と答えると、「ほんとにぃ?」と春田が椅子を転がし和泉の額と自分の額に手を当てる。

ここでときめきと切なさの音楽。和泉が春田に対して完全に恋に落ちた瞬間が表現された。
このときの音楽は4話で秋斗(田中圭/二役)が殉職した瞬間と同じもの。S1のときめきの音楽とは違っていて、新しく書き下ろしたものだろう。
…いやいやいや、あのー、いつどうして和泉は春田を好きになったんでしょうか。それが分からないから、待て待て待てとなってしまう。後で伏線が回想で表現されるのでしょうか。うーん。
 あまりに額が熱かったから「すぐに早退してください」と言う春田に「早退します」と即帰る和泉。ときめきと切なさの音楽はそのままで、再び菊様と蝶子の会話に戻る。
「近いうちに今の家を出ようと思ってるんです。(中略)一緒にいても辛いだけなので」と菊様の切なさに焦点が。これは切ない。
「気持ちは伝えなくてもいいの?」「後悔しない?」と聞く蝶子に菊様は答える。
心残りがあるとすれば和泉を過去の呪縛から救えなかったこと
自分より相手を優先させてしまうところは、S1の牧を彷彿とさせます

13:03~ 菊様の話のまま、薬局から出てくる和泉に再び変わります。

そのとき商店街で秋斗の命を奪ったテロ組織の人間とおぼしき人物を見かけ、走り出す。
路地に入ったところで出会ったのはその人物ではなく、「アシカガさん」という4話で出てきたおそらく当時の上司。
4話もそれなりに見てきたけど、一瞬誰か分からなかった。
警察は元職に諭す暇があったら、テロ組織の人間追わなくていいの?でなぜ、やたら福引き補助券持ってるの?
なんかいろいろ分からなかった。和泉もこのあたりで買い物してるだろうし、補助券たまった設定でもおかしくないのでは🤔

15:09~ 夕食を提供する武蔵のいるダイニングで「食べ終わったらでいいんで、例の件話しましょう」と言う牧に「新婚旅行?」と答えてしまう春田。マジデリ(S1の3話で牧が春田に言った「マジデリカシー(なし)!」がおそらく語源)。
 牧にとっては春田と結婚しようとしてた元恋敵、春田にとっては父親のような存在。このズレなんとかならないのかなぁ。
これ武蔵を二人に巻き込ませるための設定なんだろうけど、さすがに限界が来てる気がする。牧は武蔵を家族や姑ではないと何度も言ってるけど、それを理解しようとしない春田はただのアホになってしまう。
春田は武川には嫉妬し貸してくれ宣言は断ってるから、それと同じだと話し合えば理解できるはずなんだけどなぁ。

→4に続く。

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