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リターンズ5話 ネタバレ考察&感想その8~大乱闘の始まり

37:36~ 牧(林遣都)と和泉(井浦新)の不在に気づいた、春田(田中圭)と武蔵(吉田鋼太郎)。二人の電話はつながらない。
春田が探しに行こうとしていたところで、泥だらけの二人が帰ってくる。
 場面はムササビの間へ。
春田が「牧、どうした?」と聞いても牧は無言。
「和泉さん?」と聞いても「私の口からは…」と言葉を濁す。和泉は事が事だけに、当然自分から話せないのは理解できる。
 「ちゃんと説明しろって。すげー心配したんだぞ」「ちゃんと説明キボンヌ」
牧に対する春田と武蔵の言葉はもっともだ。二人とも泥だらけだったのだから。
 ところが牧の武蔵への言葉がまずかった。
 「あなた関係ないでしょ」
牧も新婚旅行の流れや大事な結婚指輪を失くしてしまって、イライラが募っていたのは分かる。
ただ2018連ドラ(以下、S1)からハッキリ言えない牧の性格が分かっていても、31歳という年齢なら、心配をかけてしまったことを第一に詫びて、指輪を失くしたことを言うべきであった。
 「さんざん人に心配かけといて何言ってんだよ、このバカちんが」と武蔵に扇子でポンと叩かれてもやむを得ないだろう。
そこでキレて「つーかさー、つーかさー」と叫びながら上のジャケットを脱ぐ牧
38:45~ 「二人の新婚旅行なんですよ!」と牧が叫び、春田が「まず何があったかちゃんと言えって」牧を諭すところで、牧のジャケットは着たままであった。せめて編集で牧を映さないようにしていれば…。

 直後のシーンではジャケットは脱いでいたが「部長は家族みたいなもんじゃんかよ!」「We're family」と春田と武蔵が火に油を注いだところでも牧はジャケットを着たままになっていた。DVDが出る頃には牧のジャケット着ているシーンはカットされるであろう。
武蔵が「We're family」と春田に抱きついてから、春田は抱きつかれたのを嫌がって武蔵の手を離そうとし続けている。
S1の時には告白したちずを気持ちもないのに抱きしめてしまったが、もうその頃よりずっと牧を愛しているのが分かる。
あとは牧が気持ちを溜め込む性格なのを知っているのだから、牧が主張していた通り、春田は武蔵を家族扱いするのは止めてあげてほしいのだが…。
「はるたんの寝顔を見るのを楽しみにしてるまーす。武蔵わくわーく」とアーニャ調に煽ったりして大乱闘が始まる。
座布団を投げ合って「デンジャラスぶりっ子クソジジイ!」「この抱え込み系の涙目チワワが!」と怒鳴り合うが、座布団が春田にヒットしていた。
床の間の岩を牧が武蔵に落としたり、武蔵がマイクを取った時には、牧がソフト剣で棚をなぎ倒したりと、牧と武蔵の大乱闘のための大乱闘なのだろう。和泉が春田をなぜか抑えていたのはそのためだと思った。
ちなみに公式SNSが出している大乱闘メイキングが面白かった。セリフがところどころ違い、「ぶりっ子」や「抱え込み系の」は後から追加されたのが分かった。
また武蔵はマイクで「今からはるたんへの想い歌ってやるよ」とテレサ・テンの「別れの予感」を歌っていた。
当然歌は事前許諾がないと放送で流せないのでカットされていた。
♪泣き出して しまいそう 痛いほど 好きだから
「痛い」のところで牧がしっかりソフト剣で武蔵を殴っているのが面白い。

→9に続く。

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