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リターンズ5話 ネタバレ考察&感想その2~キャストが光る

5:07~ シーンは本社へ。マロ(金子大地)が久々の登場!2話以来か。

↑「ちーちゃん!」と指差す先には荒井ちず(内田理央)が。ちずはシーズン1である2018連ドラ(以下、S1)のときに転職活動の末、広告代理店に再就職したと言っていた。広告代理店の営業として登場。

5:29~ マロと牧(林遣都)、ちずたちで熱海トロピカルリゾートの広告展開会議。

 ところがちずとマロのスマホ見せ合いになり、「ちょっとちょっと会議中だから…」「会議中、会議中」とたしなめる姿は会社では公私混同が嫌いな牧らしい。
 マロは第1話の会議で中国語も披露してるが、牧課長は直属の上司にあたるのだろうか。
もちろん上司でなくても、これくらいの規模の会社では仕事で組むことは普通にある。マロは主任や係長くらいにはなってそう。
もう少し本社組のシーンがあってもいいだろう。

春田、やれば出来るじゃん!

6:31~ 営業所のシーン。春田(田中圭)と武川(眞島秀和)のランチMTG。

「知り合いが(バチェラーに)応募したんだ」と言ったり、急に大笑いしたと思ったら「落ち込んだよ」と語る武川。情緒不安定さを示す演技が光る。
ラブ・トランジットという元カレと出演する恋リア番組に牧と出たいと懇願する武川。
それに対し「いやです。絶対に貸さないです」と断固拒否する春田。
「頼む!牧凌太を貸してくれ」と土下座するかと思いきや、武川は三点倒立を始め、笑いを誘う。土下座から三点倒立は普通にすごいし、セリフまで言っている。

それでも「いやです」とそのまま去っていく春田。
春田!ちゃんと断れるじゃん!いくらお人好しでも嫌だよね。
第3話でラブ・トランジットに武川から誘われた話は牧がしていたから、なんで俺がと言っていた牧なら普通に断るだろう。でもこの春田の毅然とした断りは大事。
牧にとっては武蔵(吉田鋼太郎)が武川と同様の存在だと、どこかで春田に分かってほしい。これは通称牧モンペでなくても理解できる。

レギュラーと新規キャストの光る演技

8:48~ おむすびごろりん店主で公安の菊様(三浦翔平)の移動販売シーン。
菊様の回想として、4話最終盤で出てきた寝ている和泉(井浦新)にキスをして「弟じゃねえよ…」とつぶやいたあと、和泉は寝言で「春田さん…」と言っていた。

いやいやいや…和泉はどのあたりからなんで春田を好きになったのか?それが全く分からないから、感情移入が難しい。

9:13~ 菊様に声をかける蝶子(大塚寧々)。推し活してるアイドルの「弟」分の話をするだけで、和泉からの弟扱いに苦悩してしまう菊様。「どうしたの?なんかあった?」とそんな菊様に蝶子は声をかけ、「好きな人に弟扱いされてモヤモヤしている」と打ち明ける。
「それって和泉くん?」という蝶子の問いかけに、めちゃくちゃにおむすびを作り始めて「…今日は店じまいだ!」と明らかに動揺し「あー!!」と叫んだ菊様の様子は面白かった。
 
実はこの作品で一番印象が変わったのが三浦翔平。この人こんなに演技上手かったっけ?という驚き。自分が知らなかっただけなんだろう。
 蝶子も菊様の悩みを上手に聞いてあげていて、2話で春田に嫁姑の話をしたり、元夫の武蔵(吉田鋼太郎)の感情に「姑」だと教えたりと、周りの人への寄り添い方が素晴らしくとても自然に見えた。
それにしても、ここの写真がどのメディアにもないのが寂しい。

→3へ続く。

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