30キロダイエットで見返してやる。 2
太ってるのもこのままだと死ぬのも解ったから誰かなんとかして
※アメブロで2014年に書いた「自分史」を加筆・再考し掲載しています。
大好きなかかりつけの先生に謝られてしまった。
全くせんせいを恨むつもりなんてなかったのに。
主人の受けた心筋梗塞の検査の数値は
わたしには見てもよくわからなかったけど
ちゃんと丁寧に診てくださっていたんです。
亡くなる直前も。
ちょっと脱線しますが
今思えばなんですけど
主人が病院に自ら行くということは
自分でも少しは「予感」があったのかなあと思うんですよね。
10年前に「なんか首筋が痛くて言葉が出にくいような気がする。」
と言ってたときも脳梗塞の前兆でした。
そのときも私は
「肩こりちゃうんー?」と全然相手にしませんでした。
そして「手術かもしれない、入院かもしれない」という主人に
「仕事やすめないから自分で入院してね」と
いつものように仕事に行きました。
恐すぎる、鬼嫁すぎる。
亡くなる少し前には
「食べ物が飲み込みにくい」と言っていました。
これを聞いて主人の上司は「早めに受診しなさい」と病院に行かせてくださっていたようです。
でもやはりそのときの私が主人に言ったのは
「ゆっくり噛んで食べへんからやん。
(年取って)唾液少なくなってるだけちゃうん」
と気にもしていませんでした。
↑ひどい
自分は「お仕事行けないし、こんなにかわいそうな目にあってる私の気持ち全然わかっていくれへん」って怒ってたけど
旦那のことなんて「これっぽっち」も
ほんま「これっぽっちも」(二度言う)
思いやっていませんでした。
「相手を思いやる気持ち」をもてない私が
わかってもらえる現実を作れるわけないよね。
って
ヒトゴトみたいにいってますけど全て当時の自分のことよね。
で、なにがここで言いたかったというとね。
こんなに丁寧に主人の病状について説明できる
「他人」であるせんせいの前で
どうにもならない「冷たい家族である自分」が
後ろめたかった…
ので!
でたのは
「これからしばらく、私になにかあったら大変なので
私の健康診断をしてもらえますか?」
自分のことどうでもいい扱いしてたわたしが
「それでも」ええかっこしいしたいくてでたこれよ。
せんせいは「もちろんです、力になれることがあれば」
と言ってくださいました。
話をもどしますね。
先生に頭を下げられたことは確かにショックで
自分のうしろめたさを感じはしましたが
まだここでも
私がこの大好きな先生に頭を下げられて申し訳なく思うのは
「あんたがあんな死に方するからやん」
と
亡くなった人のせいにしていました
どこまでも。どこまでも
人のせいが「だいすき」な私でございます。
健康診断の結果は数日後に出ました。
驚きの結果発表です
要注意事項欄にオンパレード
高血圧はじめ
コレステロール値
尿酸値
糖尿まぢか
肝臓機能
尿蛋白
血液ドロドロ
・・・・・
なんかもう忘れたけど
たぶんまだありました。
で。私はといえば
でもまあ
生きてるし
それにま、色々大変だったもんね
と自分にドンマイして
(そういうところは自分にとっても甘い)
結果がわかって一安心。
「病院がなんとかしてしてくれる」
と思いました。
そして
「せんせい、わたしどんな薬が出るんですか?」
と聞きました。
でもね
せんせいは
(今思えばとっても情けなーさそうに)
でも、やさしくはっきりと言われました。
「お薬は出しません。
ゆうあさん、あのね
痩せましょう。」
なんとかしなきゃーと
思っていないわけじゃないんだけど
ここにきても人まかせ(薬まかせ)な私。
微妙に「痩せましょう」だけ「遠くに」聞こえました。
(笑)
先生は続けて言われました。
「今、もしあなたになにかあったら
お子さんたちが大変です。
そしてあなたも苦しみます。
このままだと、あなたの命も危なくなります。
おつらい状態の中ですがあえて言いますね。
無理なくからでいいのでがんばってみてください。」
忘れもしません。
やさしく強い言葉でした。
本当に、わたしのことを考えて敢えて
あんなことがあって言いにくいのに
お医者さんとしての立場から言ってくださったのだと思います。
思いはしました。
確かにそうかもと。
今なにかあったらきっといろいろ困る。
ビデオは持ってないけど。(違)
ここまで
丁寧に話してくれる
せんせいの話は
確かに
確かに(二回言う)
私の心を揺さぶりました。
そして帰宅した私が最初にしたことはというとね。
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