縁茶🌿《鳳凰という名の中国茶って？》　□縁茶yuancha 中国茶で癒やしを□

ニイハオ！縁茶🌿です。

 

「そんな名前のお茶があるんだ～」

「そうなんです！伝説の吉祥鳥からきてるんですって」

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鳳凰単叢というお茶―

『鳳凰単叢（ほうおうたんそう）』は中国六大分類茶の中の“烏龍茶”に属し、広東省潮州市潮安県鳳凰鎮山区で作られているお茶です。

名前の由来は産地の地形が伝説の吉祥鳥である鳳凰に似ているので鳳凰鎮という名前がついたとのこと。

鳳凰単叢の歴史は 900 年以上。

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すべて天然で10種類の有名な香りがあること

最大の特徴は中国語では“一树一香（ひとつの樹でひとつの香り）”

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蜜蘭香：はちみつの甘さ、蘭の花の香り

芝蘭香：芝蘭という花の香り

通天香：生姜の花香り甘くて爽やか生姜の辛味

黄枝香：黄色のくちなしの花香り

桂花香：キンモクセイの優しい花香り

夜来香 :夜来香の花香り

玉蘭香：玉蘭の花香り

杏仁香：杏仁のような非常に甘い香り

肉桂香：シナモンの皮の香り

茉莉香：ジャスミンの花香り

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一般的に“蜜蘭香”に出会う機会は多いと思います。

希少品種もあるためこの香り全てを味わうというのは困難なことらしいです。

もし出会われたら是非味わいをお楽しみください。

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今回は鳳凰単叢2020年大烏葉雪片（だぁうぅいえ しゅいぴぇん）と鳳凰単叢2021年黄枝香雪片（ふぁんじぃしゃん しゅいぴぇん）を飲み比べしてみました。

“雪片（ゆきへん/しゅいぴぇん）”とは冬茶のこと

大烏葉雪片と黄枝香雪片の違いー

乾いた茶葉の特徴：

『大烏葉』➡葉が大きくしっかりしていてよじれも顕著。黄色を帯びた褐色。

『黄枝香』➡ややほっそりとしている。青みを帯びた黄色。

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湯を通した香り：

『大烏葉』➡大烏葉が花香り強い。甘い花香りで馥郁。

『黄枝香』➡はっきりとしたくちなしの花香り。少し苦みを感じる。

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湯色：

『大烏葉』➡黄金色。

『黄枝香』➡透き通って明るい黄色。

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味わい：

『大烏葉』➡非常に甘い。飲んだ後、のどの奥まで花香を感じる。馥郁で春の花園が口の中で広がる感覚。まるで香水！

『黄枝香』➡濃さや爽やかさがちょうどいい。とろみを感じ飲んだ後、かすかな苦みのような刺激も感じる。塩気を感じる感覚。

今回2gで十煎ほど淹れてみたところ6-7煎までしっかりとした味わいを感じ、一煎、一煎毎に異なる感覚。

香水のような『大烏葉』
煎を重ねる毎に癖になる『黄枝香』

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葉底（茶殻）：赤辺（揺青の後の発酵）確認。※今回は両方とも電気焙煎

『大烏葉』➡赤辺がはっきりしている。

『黄枝香』➡大烏葉の方が明確。

冬茶は焙煎弱い為ため赤辺が明確。

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蜜蘭香は焙煎が強いので茶葉自体の色が濃い為確認しにくい。

普段は単独一種類のみ味わうことが多いです。

今回同時に淹れることにより茶葉の比較ができました。

次回は同じ茶葉で生産年の違いでも試してみたいと思います。

同じ銘柄であっても茶葉の違い、淹れ手の違いで印象が異なります。

個人の感想であることをご了承ください。

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そろそろ上海ロックダウンもふた月。

時折、食料品調達のため居住区外への外出が可能になってきました。すごい進歩です。

今回は鳳凰単叢冬茶飲み比べをnoteさせていただきました！

最後までお読みくださりありがとうございました。

上海ロックダウン56日目 20220526ー