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「菌と仲良くなる」という妄想

糀は自宅で仕込んでいる。
同時期にぬか床も始めた。
どちらも始めてから6年ほど経ったろうか。

冷蔵庫がない我が家では開封後も常温で保存する豆乳
ぬか床を始めてからは、それが勝手に美味しいヨーグルトになるようになった。

実家の母は、作って時間がたった惣菜に少しでも酸味が出ると、
もう駄目だわーなんて言いながら処分していた。
なんてことはない、それは乳酸菌の仕業=発酵だっただけで
腐敗には至っていなかったのだと後になって思った。

”田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」”の著者、渡邉格さんは
始めに開業した千葉県で、空間中の菌を使って酵母をおこそうとしたところ
何度やっても失敗
岡山県の自然豊かな地に移住後ようやくそれができるようになったと話されていた。
首都圏はすでに、菌ほどの小さな生き物の生態系が崩れているのでは?とも。
酵母の出来不出来が、酵母を仕込んだ人、その周辺で活動している人の感情にも大きく左右される。
人の大多数がそうであるように、菌にも”日和見”菌が多い。
という話も興味深かった。

もし、空間中の菌を可視化できたら、我が家はなかなか気持ちの良い菌が活動してくれているのでは?と妄想する。
そしてそれは”氣”の流れを大きく左右するのでは?とも。

除菌を勧める人
常在菌の存在をみとめ、除菌を避ける人

世間には前者の方が多いようだけれど
私は完全に後者の方だ。