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【詩】最後の四季

風から便りが届いた


突然のお手紙、失礼いたします。

来年の冬をもちまして、
季節がめぐることを休止いたします。

再開の目途は立っておりません。

大変ご不便をおかけ致しますが、
最後の四季をお楽しみいただければ幸いです。


毎年、春は来るものだと思っていた
当たり前のように移り変わるものだと思っていた

だから、ちゃんと感じていなかった

春の色も
夏の空も
秋の風も
冬の静けさも

最後の四季

優先順位が変わる
しなければならない順から
後悔が大きい順へ

置き去りにしたカメラのメンテナンスをはじめた




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大塚裕人:ゆう
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