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【詩】1.地中都市~5.空中都市(5編)

8月11日は、山の日で
『1日に5編の詩を作る』
という山登りをしてきました!

こちらは、笠原メイさんcofumiさん
Twitterで開催された企画です。

Twitterでは、以下のタグで
投稿された作品をご覧いただけます。

#8月11日限定1日で10詩書いてます
#8月11日限定1日で5詩書いてます

素敵な企画に参加したので、
ぼくが投稿した詩を✨

1.地中都市


はじまりは、地中

上にも下にも建物がある
鏡写しのような街

ないのは空だけ

空がないのは淋しくないの?
ボクらは空を知らない

見上げると街 行き交う人々

不思議な世界だね
キミが空を知ってるからだ

あぁ そうだ
ぼくが空を知ってるからだ

2.水中都市


水中は、しゃぼん玉に乗って

電車に並んで魚が泳ぐ
水に溶けた光は青

ここは静かでゆっくりだね
時間が沈殿してるからね

思い出したように気泡がのぼる

わからないけど、ぼくはここが好き
理由は飾りだよ

なるほどね
なら、いまは飾らないでいよう

3.火中都市


はじめて来た、火の街

燃えてるんじゃなくて
ともに揺らめいている

ろうそくの灯火の中にある

全部、夢みたいに見える
全部、夢かも知れないよ

曖昧な境目に影が揺れる

現実ってなんだろうね
キミが感じている全部

境目を決めるのは、ぼくなんだ

4.風中都市


そよ風がはこぶ、風の街

十字の風車が穏やかにまわる
草原だけが流れを知らせる

目を閉じても感じられるね
見えないものの方が多いのにね

ふれた風が音に変わる

全部、見えたらいいのに
見えないから楽しいんだよ

そうか
見えなくて、いいんだ

5.空中都市


最後は、空

中央にそびえる透明な塔
円形に広がる古い街並み

過去と未来が共存する

雲がずっと下にあるね
だから、ずっと晴れだよ

港から飛行船が出発した

知らないことがたくさんある
キミは何を見つけたの?

見つけたのは
知らなかったぼくだよ

*-----*-----*-----*-----*

詩作にまつわるエトセトラ


ぼくは、1つの詩を書くのに、
平均で2時間くらいかかります。
(数日かかることもあります)

ぼくにできるかなぁ、と思って
参加するのを迷っていました。

そこは、cofumiさんに背中をズド――ンと
押していただき、完走することができました。

10編は、いまのぼくにはハードルが高いので
5編でチャレンジ!

『5』という数字で、ぼくが連想したのは、
「五輪の書」と「陰陽五行」……書けないよ

あ、でも、共通項はあるなぁ

・五輪の書:地の巻・水の巻・火の巻・風の巻・空の巻
・陰陽五行:木・火・土・金・水

で、できたのが、
地中都市~空中都市の5つの詩です。
※五輪の書や陰陽五行の内容とは、
 全く関係ないです

せっかく5つもあるので、
それぞれの都市を訪れて感じたことを
詩にしてみようと思いました。

ぼくにとっては、かなりの登山でしたが、
集中して楽しむことができました✨

最後になりましたが、
開催いただいたメイさん、cofumiさんに
心から感謝です。

楽しい企画をありがとう!
お疲れさまでした🍀

そして、ここまで読んでくれたあなたに、
読んでくれて、ありがとう🌈


いただいたサポートを力に変えて、さらに精進していきます! サポートは、活動費として、大切に活用いたします!