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頑張らない。でも、狂ったようにやる。

皆さん、お久しぶりです。
前回投稿から7か月も経ってしまいました。笑

簡単な近況報告ですが、現在、関西サッカーリーグ1部の「おこしやす京都AC」に所属し、サッカーを続けています。

また、クラブの選手兼社員として、午前中にトレーニングして、午後からは地域企業様への訪問や発行物の製作を行っています。

2月にシーズンが始まって半年が経過し、これから佳境を迎えるというタイミングで、自分の思考を改めて整理したいと思い、PCに向かっています。
大きく変わった環境の中で、自分が何を考えてきて、どう変わったのか。
これからシーズン終わりまで、ないしはサッカー人生を歩んでいく上で何を意識し行動すべきなのか。

長くなりましたが、ぜひ最後までお付き合いいただければと思います。
アドバイス、コメント、感想などありましたら、ぜひよろしくお願いします。



現状と立ち位置。

6か月間の率直な感想としては、「全然ダメ」といったところだろう。

スピード感やクオリティに圧倒され、自分の拙いプレーでは歯が立たないこともしばしばあった。それまで通用していた部分はできて当然で、特長のない選手になってしまった。

入団前からこうなることは分かり切っていたし、承知の上で決断した。
入ってしまえば環境に慣れて、ついていけるようになると思っていた。

6か月が経ち、スタート時点で-10ぐらいだった実力は依然としてマイナス値のままだ。戦力になっているとはまだ到底言えない。しかしながら、0に近づいているのは間違いない。本当に少しずつではあるが…

リーグ後期からベンチに入ることになった。自分で掴み取ったものではないものの、いつ来るか分からない出場機会のために、ギアを上げて日々準備を続けている。


エラーをどう乗り越えるか。課題解決・修正能力。

ミスはしないに越したことはない。そして、ミスして即座に修正できる選手は優秀である。

技術的ミスの発生原因はイメージの不足とプレーの再現性の低さだと考えている。そのため、ミスを解決するための方針としては、以下の2つが挙げられる。

①プレーイメージの解像度を上げる・言語化する
②再現性を高めるためのTRをする

①に関して、上手い選手たちは模倣能力が高い。視覚的に捉えた情報を経験とともに蓄積した脳内データベースに統合し、シミュレーションして、高精度でプレーする。

対する自分は、ミスして見本を見せられても直せないことは日常茶飯事だし、「なんでできないの?」みたいな苛立ちが自分に向けられることも多い。もちろん全力を尽くしているけれど、残念ながら即時での解決能力が乏しい。丁寧にビデオを見て自分を客観視し、地道にイメージをすり合わせる、分からない部分は尋ねる。それが自分にとっての最短での解決方法だと思っている。

②については、Sunnyさんと日頃から取り組んでいる部分である。これまで積み重ねてきた身体能力を、今度はGKの実際のプレーに昇華・最適化させる。あるべき姿・目指すべきパフォーマンスを言語化し精密にシミュレーションする。仮説と検証を繰り返す。こうして再現性を生み出し、プレーを自動化する。

サニトレを始めて2年になる。HOPとかを見てもらえれば分かると思うが、こんなに跳べるようになったのに、そのエッセンスをサッカーで100%発揮できていないのは勿体ない。自分が違いを見せられるとしたらここだ。


「没頭力」だけでは評価されない世界。

自分に最も足りないものは「柔軟性」と「俯瞰能力」の2つだ。

自分の世界に入って没頭することが、成長を最も加速させる自分の強みである。プレーを改善・成功するためにはどうすればいいのか、たった一つの最適解をひたすらに探し求める。まるで、数学の問題に対して、自分の持ちうる知識と問題から与えられた情報を駆使して突破しようとするかのように(伝われ!笑)。

ただ、練習や試合では、状況に応じた柔軟な判断が求められる。
「没頭」が習慣化してしまった自分は、例えば、自分が決め打ちしたプレーを状況も見ずにやり切ってミスしてしまったり、一つミスをしたときに成功させる方法だけを考えて無謀なトライを続けたりする癖がある。柔軟性の欠片もない。

練習でも試合でもプレーする時間は限られていて、その中で改善できることとできないことがある。今の自分には、改善できないことがほとんどだ。

ならば、そのプレーをしない判断、別の確実なプレーをする判断に切り替えなければいけない。長い目での成長と、その場の評価どちらを取れば、味方の信頼を勝ち取り、試合出場に近づけるのか。試合に出なければ、選手としての価値は発生しない。この視点が足りないのも影響している。

それ以上に、自身を冷静に俯瞰するもう一人の自分を設置できていないことが、強く関係している。没頭することで視野狭窄に陥り、客観性を失う
大事な場面こそ頑張ってはいけないというのはこういう事だ。

没頭力という自分の強みは、時として邪魔となることを再認識した。
何回この反省していることか。情けねえ。


もう学生ではない。

史上初の京大卒Jリーガーになるという目標は必ず達成しなければいけない。この使命を果たすためには、壁をぶち破り続けることが必須である。仮説と検証を繰り返して成長する上で、これからもたくさんエラーは起きるはずだ。

しかし、社会人としてプレーしている以上、その一つにより一層の責任が伴う。おこしやす京都ACは、プロサッカークラブだ。自分個人としても、チームとしても、多くの方々に支えられている。いくら成長のためといえど、その期待を裏切るようなプレーが乱発することはあってはならない。

もう学生ではない。
失敗しても手を差し伸べてくれる環境ではない。
「くたばっては生まれ変わる」権利が保障されている環境ではない。

全ての過程・結果を見られているからこそ、それらで魅せ続ける。
成長だけを優先させるのではなく、その瞬間に自分ができる確実なプレーを割り切って実行することを頭に叩きこむ。それも成長だ。

毎日が生死を懸けたセレクションだというメンタルを身体に染み込ませる。
今の自分は死ぬ間際に追い込まれているといっても過言ではない。
なりふり構わず、やるしかない。



狂ったように。

この6か月間を振り返った結果、時間に見合った成長を生めていないということを自分自身に突きつけるという結果になりました。

自分と向き合うことは痛みを伴うし、つらく苦しい。
でもこの道を選んだ以上は、やり遂げなければいけない。
環境に適応できなければ、淘汰される世界。変わらなければいけない。

まだまだできることはあります。
サッカーに憑りつかれたかのごとく、狂ったようにサッカーと向き合う。
焦りや危機感をエネルギーに変えて、でっかくなります。

最後までありがとうございました。
今後、投稿頻度高めていきますので、引き続きよろしくお願いします!


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