仕事は適当が良い
ユーシロです。
様々な会社に在職し、いろんな人を見てきたのですが、多くの会社員が口を揃えてこう言います。
「仕事が辛い・・・」
と。
その度に僕は仕事について真面目に考えてきたわけですが、僕から言うと、仕事が辛いと思う人は真面目すぎるんですよ。
会社の仕事なんてもっと適当にやって、先輩や上司の言うことは「へいへい」と言った感じで聞いておいて、適当に聞き流しときゃいいんですよ。
まずはじめに皆さんにお伝えしたいのは、あなたが仕事を真面目にこなそうが適当にこなそうが、周りはそこまで見ていないということです。
例えば、あなたは隣の席の社員が昨日着ていた服を覚えているでしょうか?
きっと覚えてないでしょう。それくらい、人は他人のことを気に留めていないのです。
例えば、僕が仕事なくて暇なとき、なんとなく忙しそうにネットサーフィンをしていたら、
「忙しそうなとこすまん」
と上司から仕事を頼まれたことがありました。
「いや、僕は全然忙しくないし、むしろネットサーフィンしかしてなかったんですけどww」
って感じなんですけどね。
この例からもわかる通り、基本的に会社員は他の会社員の仕事を把握していないことがほとんどなんですよ。
だってあなた、隣の席に座っている同僚がしたり顔でパソコンをカタカタやっているとして、彼がなんの仕事をしているのか答えられますか?
多分答えられないでしょうw
ってことで、あなたが仕事を真面目にこなそうが適当にこなそうが、周りはそこまで見ていないので、そこまで気負う必要はないということです。
ですので、仕事をきちんとやっていようがやっていまいが、仕事を全力でこなしていようが全力でこなしていまいが、周りからすれば大した違いではないのでどうせなら適当にやって体力と気力を温存しましょうww。
そうは言っても
「仕事に対して手を抜くなんてダメだ!真面目にやらなきゃ!」
と考えられる堅物の方もいらっしゃると思います。
そんな方のために、僕の友達の実体験談をお話ししたいと思います。
新入社員時代の友達の仕事と言えば、
・電話応対
・経費精算
・倉庫整理
・資料整理、作成
こんなもんでした。
そして、この中で友達が一番苦手にしていたのは「電話応対」でした。新入社員時代、電話応対が辛すぎて電話イップス(※電話が鳴っても怖くて電話が取れないこと)になりかけました。
ですが、いくら苦手だからと言っても電話を取らないと上司に怒られますし、電話に出たら出たで言葉遣いが悪くてまた怒られるという悪循環を繰り返していました。
何より、大企業でうまくやっていくためには、「電話応対スキル」というものを培わなければならないのです。
「なんとかして苦手な電話応対を克服しなければ…」という気持ちでいっぱいな友達は電話対応の練習をしました。
しかし、何度練習をしても結局電話応対はできるようにならず、大企業をわずか1年未満で退職しました。
その後はなんとか力を振り絞って転職活動を行い、2社目はベンチャー企業に転職するもののそこもわずか3ヶ月でドロップアウト。
友達は真面目すぎる性格のため、仕事を完璧にこなそうと思うあまり過度なストレスとプレッシャーを感じていたのです。
それ故、次の会社に入社しても仕事が続かずに短期離職を繰り返す….そんな毎日を送っていました。
さて、1社目は大企業を1年足らずで辞め、2社目はベンチャー企業を3ヶ月で辞め、3社目に入社した会社は営業会社でした。
ここで会社員人生の中では最もそこそこ続いた方でして、なんと!1年以上も勤めることができて、今でも働いています。
さて、なぜ1年未満の短期離職を繰り返していた友達が営業会社で1年以上も勤めることができたか…?
ズバリ!適当に仕事をしたからです。
誤解を生みそうなので付け加えておきますが、言われた仕事は普通にこなしていましたよ。ただ、無意味にプレッシャーを感じたり、仕事を完璧にこなそうと思う意識は捨てました。
今までは電話応対1つとっても「完璧な言葉遣い」「完璧に相手に情報を伝えること」を意識しておりましたが、ぶっちゃけ電話応対なんて話を担当者に繋げられればいいし、失礼がなければいいだろ、と思って仕事をするようにしたのです。
営業についても、商品が売れなかったりする日々も続きましたが、
「売れないのは商品が悪いから」
「テレアポなんてしなければいけないのは会社のマーケティング戦略が悪いから」
と思うようにしました。
すると、完璧に仕事をこなそうと思っていた時よりも大して成果は変わりませんし、むしろ仕事を適当にこなそうと思う時の方が仕事はうまくいくようになりました。
今までは頼まれた資料作成も、かつては「全て完璧に仕上げて提出しなきゃ!!」と思っていたのですが、多少雑でも良いのである程度完成したら前もって提出するようにしました。
そうするとあら不思議。多少資料の作りが雑でもそのままOKの時は多いですし、修正依頼が来るなら依頼に則って修正すればいいわけですから自然と仕事のスピードも速くなりました。
ぶっちゃけ、仕事を適当にこなすことを意識していた3社目の時代が一番仕事がうまく回ってたんです。
さて、適当で不真面目というと言葉は悪いですが、何事も適当にこなすようになったら会社の仕事がそれなりにうまくいくようになったのです。
不思議なことに、多少手を抜いて仕事をしていた方が仕事の能率は上がるし、プライベートも楽しめるのです。
頼まれた仕事は100%完璧にしなくて良いのです。っていうか、若手社員のうちは相手の要望に合わせて完璧な仕事をするなんて100%無理です。
だったら適当でもいいからとりあえず仕事をしてみて、さっさと相手に投げて修正点なりをもらって仕事のやり方を把握した方が良いと思います。
最初はある程度適当にやってみて、うまくいかなければそれで良いし、軌道に乗り始めたのならそこで本腰を入れてやり始めれば良いんです。
このように、「適当に仕事をする」という意識を持つと、何事もうまくいくようになりますよ。
最後に、タモリさんの言葉を紹介して本記事を締めくくりたいと思います。
「仕事は適当に、遊びは真剣に」
この言葉に全てが詰まっていると思っておりまして、仕事は適当にやるからこそ長続きするもんなんです。
ということで皆さん、仕事は適当にやりましょう。
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