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映画RRRを観た(ネタバレ含む)。

インド映画の「RRR」を観た。これは面白い。監督はインド映画の大作「バーフバリ」のS.S.ラージャマウリ監督。血湧き肉躍り、興奮してしまった。

舞台はイギリス植民地時代のインドだ。軍に連れ去られた少女を救おうとするゴーンド族の青年ビームと、ある理由で出世を渇望するインド人警察官ラーマが出会い、互いの立場が対立していることを知らずに固い友情を育んでいくというストーリー。

2人の青年の超人的な肉体能力と精神力で問題を解決していく様は見ていてスカッとする。「バーフバリ」も同じ構造だった。

歌も踊りもカッコいい。

虐げたれたインド人が立ち上がり、悪逆非道なイギリス人をコテンパンにやっつけるという、国威高揚的な物語であることも興味深い。しかも、その物語が世界中で大ヒットしている。インドの国際的な影響力が上がっていることと関係している気がする。実際、2022年にインドの名目GDPは世界6位のイギリスを初めて抜いて世界5位になった。元植民地が元宗主国を名目GDPで抜くのはそう起こるものじゃない。

もし、インドとイギリスの相対的な関係がこれほど変化していなければ、善玉インド人が悪玉イギリス人を退治する物語にこれほど人々は惹き込まれないだろうと思う。

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