ChatGPTの活用法(法律に関わる仕事)
ChatGPTの活用法を紹介します。法律に関わる仕事に有効です。
複雑な法律の条文を解説する
抽象的なルールを満たす具体例を挙げる
以下にそれぞれ書きます。
複雑な法律の条文を解説する
例えば、あなたが依頼を受けている許認可の案件に関して、当局から次の指示があったとします。
「貴社のサービスで犯罪収益移転防止法9条の適用がある場合、どのようにしてその条文上の義務を満たすのか、具体的に説明してください。」
「犯罪収益移転防止法9条とは?」と条文を検索すると、長くて理解するのが大変です。そこでChatGPTにこんな風に聞いてみます。
すぐに回答がきました。
ずいぶんとわかりやすくなっているので、仮にこの問題に詳しくないとしても、条文の大体を理解できます。もちろん、ChatGPTは間違えることも多々あるので、この理解をもって条文を再度確認することは忘れません。
ちなみに、ChatGPTは法律と相性が良いように思います。複雑だけど論理的に正確だからです。逆に、論理的でなかったり、文脈を読まないといけない事柄のほうが苦手です。法律だけでなく、ガイドラインや監督指針等の解説も便利です。
続いてもう一つの使い方へ。
抽象的なルールを満たす具体例を挙げる
例えば、あなたが依頼を受けた許認可の案件で、当局から次の指示があったとします。
「(マネロン対策として)疑わしい取引を抽出するモニタリング・シナリオを提示しなさい。」
モニタリング・シナリオというのは、簡単に言うとマネロンの疑いがある取引を抽出するためのシチュエーションのことですが、参考事例はあるものの、具体例は簡単に出回っていません。
そこで、ChatGPTに聞いてみます。
すぐに回答がきました。
お!使えそうな具体例がでてきました。このように、抽象的なルールは定められていて、事業者が具体的に落とし込まないといけないとき、具体例を挙げてくれます。ぜひ、参考にしてみてください。
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