ライフハックを回すというライフハック

あらすじ
・人生が良くなると思っていると実際に人生が良くなる
・人生が良くなると思えるためには工夫が必要
・色んなライフハックで目先を変えていきましょう


「ライフハック」とは、仕事や日常生活で役に立つアイデア・テクニックのことを意味する表現。

Weblio辞書より引用


世の中にはたくさんのライフハックがある。
今まで自分も色んなライフハックを試して来たが、なにぶん三日坊主なものでぜーんぜん継続できない。

「よし、このライフハックを試してみよう!」

そう思って始めた時は、それで人生が上手くいくと確かに思ったのだ。
でも実際やってるうちにメンドくなったり飽きたり効果が感じられなくなったりして辞めてしまう。
困ったもんですね。


でもそうやって色々と試したり辞めたりして来た中で得たものもある。
習慣化がラクになったのだ。

ライフハックって本当に効果があるのか?
果たして自分に継続できるのか?
みたいな事を考えてモゴモゴ言ってるだけで結局やりもしない、というのが昔の自分によくあるパターンだった。

でもそれって全然妥当な考えじゃない。
効果があるかとか継続できるかなんてやってみるまで分からないことだからだ。
とりあえずやってみてダメならダメでいいじゃないか、三日坊主でもいいじゃないか。そういう所からしか物事は始められない。

ライフハックを新しく始めるという経験自体をたくさん重ねたおかげで、今は新しいこともそんなに苦もなく始められるし、軌道に乗るまでの期間も短くなった。
これは明らかな収穫だった。


幸福だから笑顔なのではない、笑顔だから幸福になるのだ。という有名な話を聞いたことがあると思う。
これをもう一回り拡張して「人生が良くなると思っているから実際に人生が良くなる」という事があるのではないかと考えている。

もちろん実際に人生を良くしていくのは大変な作業だ。思っただけでいきなり好転するものではない。根気よく取り組んでいく必要がある。
そういう長期プロジェクトでは才気や地頭といった瞬発力よりも、本人が元気であることや、プロジェクトに価値を感じられていることが重要だ。人間、病気や悩み事があれば本来の実力を発揮できないし、つまらない事に真剣に取り組める人もいない。

つまり、人生が良くなっていくと思っていなければ、実際に良くする取り組みには着手できない。
根拠がなくてもいい、自分の人生がこれから良くなっていくという確信が人には必要なのだ。


そう考えると新しく始めるライフハックってそれに打ってつけじゃない?
何せ始めた瞬間は確かに「これで人生が好転する」と思えているわけだから。

人間って何事にも飽きるものだから、そうやって始めたライフハックもいずれ新鮮さを失い、辞めてしまう日が来る。でもそれでいい。
色々なライフハックを調べたり考えついたりして生活に取り入れる、という事自体を一つのライフハックとして続けていれば、常に新鮮な気持ちで日々を過ごせるんではないだろうか。

それ自体に効果がなくたっていいんですよ。自分が良いと思えることが大事。
効果がないのが事実としても、現実を正しく認識した結果なにもしないのと、自分を上手に騙してでも現実を好転させていけるのと、果たしてどちらが現実的なんでしょうねという話で。


我々はみな三日坊主、等しく朝三暮四のお猿さんである。
ただ一つこれと決めた目標に生涯注力するのもカッコいいけれど、ぶら下げるニンジンをとっかえひっかえすることで走り続けられるのであればそれで十分。
その程度のハードルでやっていきたいですね。


(というか別にこれライフハックじゃなくてもいいですよね)
(毎月どっか別の場所に遊びに行くとかでもいいし、それ以外だと子育てなんてまさにそれでしょう。子供ほど「これから良くなっていく」を体現してくれる存在ってないよ)

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