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嫌なことを思い出してしまう時の必殺技

定期的に「負の感情」をほじくりだして自分を痛めつける癖がある。
過去のしくじりや反省、言われて嫌だったことなどを何の脈絡もなく思い出して、心にモヤを広げ、ブルッと身震いしてしまう。

特に自分は過去のしくじりや反省の方が長引きやすい。
しかも精神が成長するごとに、その時は何ともなかった思い出も反省に変わったりするのでつらい。
未熟な自分が許せず、でも過去なのでどうしようもできず、ただただ自分への信頼できなさが募るばかりだ。


みんなそうだろうと思って受け止めていたのだが、ある時、夫と一緒に体験した嫌な思い出について話していたところ、彼が綺麗さっぱり忘れていたので衝撃を受けた。
その流れで、定期的に過去を思い出して嫌な気持ちになる時ない?とあるあるのような感覚で話したら、夫はケロッというのだ。

「うーん、ないね。」

なんと。その時の大損こいたような感覚は忘れられない。
世界には過去反芻型と過去忘却型がいることに気づいてしまった。
夫は過去あったことを基本的にあまり覚えていない。
私はわりと事細かく覚えている方で、嬉しかったり嫌だったり何か強く感情が動いた出来事だと尚更だ。

どっちにも良い面と悪い面があると思うので一概にどちらがいいとは言えないが、私にとってはあまりにも過去反芻をしてしまうことが現状よろしくなかったので努めて手放すことにした。


「嫌なこと思い出す やめる」「過去 反省しすぎる」などインターネット初心者のような検索を繰り返し、その寄せ集めでたどり着いた私の必殺技。

それは、嫌なことを思い出しそうになった瞬間、霜降り明星せいやの「イニミニレカピカレーライオニメカチカロリパパランパンプッシュ」を唱える、というものだ。


ふざけていると思ったかもしれないが、こちらは大真面目なのでちょっと聞いてほしい。


嫌なことを思い出さないためには
①シンプルに忘れるか
②思い出しても嫌な気持ちにならない状態にする必要がある。

だがいきなりそうなるのは難しい。
それができていたら苦労していない。

なのでまず、嫌なことを思い出した時に反射的に意識を逸らす訓練が必要だ。
考えないようにしよう、というのは難しいので別の考えることを用意する

考えることはなるべくポジティブかつある程度集中できるものが好ましい。

そこで私が選んだのが、せいやのイニミニなのだ。
私は霜降り明星が好きなので思い出すと明るい気持ちになるし、ネタもついでに思い出して面白くなる時もある。

イニミニ〜は意味がない文字列な分、すぐに覚えられないし思い出すのに記憶を使う。
人間は一つのことしか考えられないらしいので、思い出せなくて考えたり検索したりしていると、もう過去反芻している余裕はなくなる。

呪文のようで愉快な響きのイニミニを唱えるうちに、嫌な思い出よりせいやが優位になるので気持ちのすり替え成功、というわけだ。


ちゃんと何かのエビデンスを元にしたり、心理学などを学んでいるわけではないので誰にでも通用するかは定かではないが、今のところ私には効いている。

心のモヤが押し寄せようとした瞬間にイニミニを差し込み、嫌なことを考える時間を少しずつ手放せてきた。
反省など無限にある人生なので、思い出してしまう癖自体はまだ直っていないが、その後ジクジク傷をえぐることは少なくなり、だんだんかさぶたが固くなっている感覚がある。

ただ一つ困っているのはイニミニを唱えすぎて完璧に覚えてしまったこと。
スラスラ言えてしまうので、そっちに思考を割くという効能は薄れてきている。

続きがあるみたいなのでそっちも覚えるか。。。
それか別の呪文を探そうかな。


反省するのをやめる実験も続行中。
これも効果を実感しているので、1ヶ月くらい続けてからまた書きます。

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