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27歳、オーシャンビューの一軒家で暮らす

はじめまして、海沿いの家。

まさか自分が27歳にして、夢のまた夢のような海沿い・オーシャンビューの一軒家で暮らすことになるなんて、半年前までは夢にも思っていなかった。

住み始めた当初、窓が汚れすぎてぼんやりとしか見えなかった海。
屋根に上って窓を拭いたら、朝日も夕日も青い海も綺麗に見えるようになった。
オーシャンビューの部屋、なんて素敵なんや。

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(これは家の窓からの景色ではなく、家自体が写真の一番海沿いの家くらいの場所にあります。)

と思っていたのも束の間。
オーシャンビューの家に住むことの代償をじわじわと味わうことになろうとは・・・

・海沿いの道を猛スピードで駆け抜ける車&バイクの騒音
・外に干せない洗濯物
・照りつける西日の威力
・塩にやられて鍵がかからなくなる窓・・・(二重窓の外側)

そんなことよりもなによりも。

・超暴風な海風

こっちに来て数週間。
最も風が強かった日は、耳栓をしても午前3時まで眠れなかった。うえに、おそらく風の音により悪夢にうなされて起きた。
二階の部屋も思いっきり揺れ、瞼を閉じかけた頃にびっくりして飛び起きて頭からふとんをかぶりながら思わずスマホで「新潟 地震」と検索。もちろん地震など来ていなかった。

だがこの話をすると地元の方に、
「この時期の風なんてまだまだ。冬、ものすごいよ」
とほぼ全員から言われる。

どうしよう、わたし、冬を乗り越えられるのだろうか。
毎日眠れなくて不眠症になるんじゃあないか。
窓際にあるベッドを、冬場は部屋の反対側に移動しようか。
そんなことより、揺れがけっこう怖い。

ただでさえ、北陸の冬は晴れ間が少ないという。
冬晴れの水辺を走るのが大好きなわたしにとっては大問題だ。
冬は風もすごそうだし、外を走るのは諦めて、公民館のランニングマシーンを使い倒そうか。外、寒そうやし。

海沿いの暮らしには少しずつ慣れてきたものの、北陸・海沿いの冬は未知の怪物である。
冬が来る前に、体力と気力と度胸をつけて備えておきたいと思う。

だけど、そんなことたちにも代えがたい喜びがひとつ。

窓から、海に沈む夕日が見えること。

畳にごろんとした状態で窓の外に目をやり、
「わ!今日夕日めっちゃ綺麗やん!!!」
と思ったらカメラを片手に慌てて家を飛び出す。

すると、ものの1分でこんな景色に出会えたりする。

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なんだか、大変なことも落ち込んだこともぜんぶぜんぶどうでもよくなって、ぼっーと海に陽が沈むのを眺める。
カメラも向けてみるけど、やっぱり、肉眼で見るのが一番だ。
フィルムで切り取るには限界がある。

日々いろいろあるけれど、結局、いい暮らしだなあと思って、「あ。晩ごはん作らなくっちゃ」って、海を後にする。

そんなわたしの日常。

日々一生懸命暮らしています。 もしもよろしければ、ぜひサポートよろしくお願いいたします。 がんばる気力に代えさせていただきます・・・!