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海さんぽしようと思ったらぶつかり稽古だった件について

はじめまして、荒波。

みなさんは、SUPというマリンスポーツをご存知だろうか。
ネットで調べると、「SUPとは「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」の略称。その名の通り、ボードの上に立ち、パドルを漕いで水面を進んでいく新感覚のアクティビティ。SUPは、「安定感抜群の浮力のある専用ボードを使うことで簡単に立つことができ、性別や年齢を問わず初心者でもすぐに楽しめるようになります。」と出てくる。

そう、比較的難易度も高くなく優雅に海を楽しめるスポーツ・・・のはずだった。

ずっとやってみたかったSUP。スポーツは好きだが、マリンもスノーも縁のなかったわたしが、今回意を決して挑戦することに。
体力にはそこそこ自信あり、バランス感覚もこの歳で一輪車に乗れるしまあたぶん大丈夫、なぜかボートの新人戦に出たこともあるし、きっとなんとかなるだろう!と思っていた。

が。天気の都合などかくかくしかじかあって、決行日の海は荒れ模様。
「ふつうは初心者はこんな日にはチャレンジしないよ」と言われながら、負けず嫌い精神に火が付き強行突破することに。

まず、打ち寄せる波が大きすぎて波打ち際から沖に出られない。
何度挑戦するも、ひっくり返るは全身強打するは、水を飲むはの大苦戦。結局人手を借りてなんとか少し深いところへ。
だが、ここからも大変だ。
波が大きすぎて、まともに立てない。立ったと思ったら思いっきりひっくり返り、一瞬天地がわからなくなる。
・・・ライフジャケット着ててよかった。

スクリーンショット (15)

なんどもボードに膝を叩きつけて倒れこみながらもチャレンジしていると、少しずつ落ちていく夕日。
きっと今までで一番沖で見られた夕日はとても美しかった・・・
なんて考えた瞬間、大波が来てひっくり返る。慌ててボードにしがみつく。

この日、一体何度海に投げ出されたことだろう。
海をさんぽできると思っていたら、完全に荒波とのぶつかり稽古であった。

スクリーンショット (16)

初めてスキーをした翌日のように、朝起きたらきっと全身痛くて起き上がれないんだろうなあとびくびくしながら目覚めた翌日、普段から走っていることが幸いしてか筋肉痛はなかったものの、両膝は悲惨なくらい真っ青になっていた。これはきっと勲章だ。

とてもチャレンジングで楽しく貴重な体験であったが、次回はぜひ波の穏やかな日にチャレンジしたいと思う。

なにより、お疲れ、わたし。

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