想像の斜め上をいく、雑草の生命力たるや。
はじめまして、雑草と格闘する夏。
この町に来るまでの27年間、一軒家というものに住んだことがなかった。
引っ越しや一人暮らしも何度も経験したが、ずっとマンションもしくはアパート暮らしであった。
あったのは、狭く無機質なベランダのみ。昔は母が、そこでガーデニングに精を出していたっけ。
そんなわたしがこの町に来て暮らし始めた家は馬鹿でかく、またやりたかったことの拠点となった場所の庭もものすごい広さ。
昨年秋に活動を始めた時はなにも気にならなかったけれど、初めて迎えた梅雨からの夏は想像以上のものであった。
雨が止み、晴れて、また雨が降り・・・を何度か繰り返した庭は、ものすごいスピードで緑がわさわさ、すごいことに。
そんな中、わたしはといえば、自分の日常の中に草刈りという概念すらなく、もちろん草刈り機も使ったことはなかった。(使えるものの用意もないが)
そんなわたしの目の前に立ちはだかる、伸び放題の草。
ついこの間までなんにもなかった場所が、このありさま。
びっくりである。
お気に入りの地面に置き型の看板もまったく見えなくなってしまった。
地道に抜いていたのだが、力にも時間にも限界があり、早々に断念。
まずは、除草剤をお願いすることに。
雑草が枯れてきたところで・・・再び自力で抜き始める。
それでも体力の限界と生命力の強さに圧倒されたので、白旗を上げて草刈り機を持っている方に頼ることに。
あんなにあった草が、ものの5分できれいな姿に。
感動。
週末、窓を開けて寝ていたら朝早くから近隣の草刈り機の音で起こされてもっと寝たかったのにと思っていてごめんなさい。草刈り機すごい。
残った草の処理は手で行い、無事に拠点の入り口は見晴らしがよくなりました。
ずっと埋もれて隠れてしまっていた看板も、しっかりとお目見え。
めでたし、めでたし。
初めての、やったことのないことへの挑戦は、骨も折れるし気力も使います。それでも、助けが必要な時は素直に声を上げて、自分にできること、できるところまでのことを頑張る。
そうやって、なんとか乗り越えながら、未知の暮らしをこれからも更新していくのだろうなあと思います。
力を貸してくださったみなさま、改めてありがとうございました。
1年経っても初めてのことはどんどん現れるけれど、ひとつひとつと向き合ったできることを少しずつ増やしていきたいです。
日々一生懸命暮らしています。 もしもよろしければ、ぜひサポートよろしくお願いいたします。 がんばる気力に代えさせていただきます・・・!