目標が実現するタイミング

12月に入り、
今年ももう残り１ヶ月を切ったんだなぁと
しみじみ感じています。

みなさんは、この12月を
どんな気持ちで過ごしていますか？

私は、
2020年が終わってしまう焦りや寂しさと、
心の奥がなにかもやもやとしている感覚が
ここ最近ずっとありました。

ポジティブな気持ちはほとんどなく、
ずっと気持ち悪くネガティブでした。


それが今少し正体が掴めて、
スッキリしつつあります。

その正体の1つは、｢目標｣でした。

＊

年末年始って、
1年を振り返ったり
新たな1年の目標を立てる時期だと思います。

11月あたりから私は、

｢今年掲げた目標は、
もう今年中に達成できない｣

と、気づいてしまったんです。

そこから自己嫌悪だったり、
絶望感すら感じていました。

結局私は目標に決めたことを
実現できなかったじゃないか！
っていう自責の念のようなものが
湧いていました。

もう今年だけの話にも留まらず、

｢これまでも、私は目標を計画通りに達成できたことなんてあった？｣
｢しょせん私なんて、根性無しのヘタレなのよ｣

なんて、やさぐれたりして。

けど、
｢はて、本当にそうなのか？｣
と、考えてみたんです。

そうしたら
そんなことないよなぁと思ったのです。

それは、
｢この時もっとこうすればよかった！｣
と思うことがひとつもなくて、

｢全て自分で選択してきて
やるだけやったから、
今の状態は納得だよなぁ。｣

と思うからです。

確かに、“今年の目標”に掲げたことは
今年中に達成できないかもしれない。
でもそれ以外のことが出来ていたり
予想外のものが得られていたりと、

目標の外にある部分で成長し
人生が動いていると感じているからです。


目標からしてみればそれは
｢関係ないことに時間を取られている！｣
｢やるべきことに集中すべきだった！｣

とも言えるかもしれないけど
それよりは、

｢感覚や直感に従って、
正直に、ときに大胆に行動できたね！｣

と自分に言ってあげたいと思えるのです。

＊

じゃあどうして
目標を達成できなかったからって
今もやもやするんだろう、と考えてみました。

振り返ると私は、
｢30歳までにフリーランスになる！｣
という目標を立てていましたが、

それが実現したのは34歳。

この目標は、
もうそれは揺るぎないものでした。

だから別に、
目標通りの30歳で実現しなかったからって
諦めるものでもなければ
必ず実現すると確信していました。

そして34歳で達成したからといって、
遅かったとも、早かったとも、
思っていない。

これがベストだった、と思えています。


目標って、
設定した時はそれが手に入った気になって
がんばれる気にもなって気分が高揚します。

そうして設定した達成期限には、
早く手に入れたいものだからと
過剰な期待が入りやすいです。

だから明日や１ヶ月後でもなく、
３年後でも５年後でもなく、
１年後あたりに設定することで
それなら叶うかもしれないという期待と
もう少しで手に入るという幻想を見るのです。

私なんて実現する４年も前を
達成目標期限に設定してたわけですからね。

自分の能力や性格といった
実態を冷静に認識せず、
「早く達成したい」という気持ちだけで
希望的観測で期限を設定していたわけです。

そんな期限設定で「達成できなかった」と
落胆するのは、なんだかチグハグ。
これって一時の高揚感を優先し、
現実逃避をしながら落胆するために
目標の期限を設定したようなもの。

このチグハグ感に、
私は今もやもやしているんだと気付きました。


今年私が立てた目標も、
なんらかの形でどこかのタイミングで
必ず実現すると思っているけれど
それは今年じゃなかった。
ただそれだけのことでした。

ここ最近ずっともやもやしていたのは、
えいやーと設定した目標期限が
達成できそうになく、
その目標によって
自分を追い詰めていたからなのでした。

＊

目標は、
設定することで現実が動き出す。
それは事実と思います。

でも私はこれから
「来年の目標」ではなく、
「来年(仮)の目標」にしようと思います。笑

そもそも目標って変わったりもするから、
自分で設定した期限や内容に縛られず、
目標自体がいろいろ変容するのを
もっと柔軟にできるようにしたいなと
思いました。

「適切な目標が
ベストタイミングで実現する」
と、ゆったりと構えて
自分を信じて過ごしてみようと思います。


人によって、
期限も詳細もガッチリ
決める方が動く人もいれば、
ワクワクする目標に引っ張られる人もいる。

自分なりの｢目標｣との
うまい付き合い方を見つけた人が、
人生を軽快にテンポよく
歩んでいくのかなと思いました。

私はまだまだ目標との付き合い方が
上手ではないけれど、
今回気づいたことで
少しはうまくなったかな？なんて
思っています。